日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

社会人の服装について

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先日友人の披露宴に出席し、久しぶりにスーツを着ました。

一瞬「スーツも悪くないな」と思いましたが、やはり毎日となると億劫に思います。

ちなみに、私の周りの狭い、しかもなんとなくの統計によると、スーツが良いという人の理由一位は「服を選ぶ手間が省ける」でした。

理由としては後ろ向きじゃないですかね?

スーツ自体ではなく、毎日同じでもおかしくない服装だから、というところが理由になっています。

 

そもそも、なぜ社会人の正装はスーツなのでしょうか。

昔サラリーマンとして働いていた頃は毎日スーツを着ていました。

というか、着なくてはいけませんでした。

選ぶ必要がないという以外にも、例えばポケットが多くいろいろなモノを入れられる、生地が良くて長持ちするといった利点はありますが、それはスーツ代が高いということを考えれば、大した利点ではないと思います。

逆に欠点もあります。夏は暑いし、選ぶ必要がないということと同じですが、多種多様な服の選択肢に比べればそのレンジは狭い。

 

 

スーツの文化は、着る方と見る方で成り立っていますが、現代は主に見る方が主導になっているように感じます。

つまり、相手に対して無礼ではないようにといった理由でスーツを見る、ということです。

これってマナーの形骸化ではないでしょうか。

スーツが正装という知識があるから、スーツじゃなかったら無礼、と思うだけ。

そのマナーを知らなくても、本当にスーツじゃない人に対して無礼だと思うものでしょうか。

 

気遣いは大切です。しかし、その結果でカジュアルな服を選んだというのであれば、別にスーツに限る必要はないと思います。

自分はむしろ、スーツじゃないカジュアルな格好の人のほうが印象は良い。

つまり、どんな服装がどんな印象をあたえるか、というのは受け手によるので一般論化出来ない。

 

そんな中見つけた冒頭の記事。

はっきり言って面倒です。入社したときの印象のために、前もってスーツを3着もかわなくてはいけないなんて、財布にも優しくない。

私なら堂々と就活スーツで行きます。

 

というか、就活スーツに決まりがある時点でどうかと思いますが。

 

 

スーツさえ着ておけば安心、というのは、気遣いという行為ではありません。

思考停止状態で、マニュアル的なことを実行しているに過ぎません。

どうやったら相手に失礼にあたらないか、ということを考えるためにも、スーツが正装という固定概念はなくしたいものです。

考えた結果がスーツならば、それで全くかまわないのですが。

 

 

famo-seca.hatenablog.com

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