少し前の記事。
それなりに話題になり、自分も前々から少しだけ気になっていたし、かつとても平和的な記事だと思うので、自分の見解を述べてみる。
焼き鳥は、刺したまま食べた方が美味しい
自分は焼き鳥は刺したまま食べたほうが美味しいと思う。
それは、コメント欄にも散見できえるが、
・冷えにくい(気がする)
・外してしまったら、いわゆる「焼き鳥感」が出ない(ただの肉になってしまう)
という理由が主だ。
飲食店の食べ方は、自由
飲食店は、食べ方に関しては自由だ。
他の客に迷惑をかけなければ、どんな食べ方をしても良いのが当たり前。
明らかにマナー違反(肘をついて食べる、くちゃくちゃと音をたてる)であっても、それを注意する店というのはまずないだろう。
焼き鳥屋からの「お願い」がポイント
食べ方が客の自由であることは、飲食店側からすると至極当然のことで、それをわかっているからこそ「切なるお願い」という表現になるのだろう。
深読みし過ぎかもしれないが、自分の経験を交えて考えてみる。
実は自分の知人にも焼き鳥を全て串から外して食べる人がいる。
その人が串から外す理由は、その方が見た目的に美しい、つまり作法上のことを考えてということらしい。
こういう理由をもって串から外す人は、自分の周りだけでも結構いる(特に女性に多い)ので、毎日のように焼き鳥屋で客と対面していると、そういう理由で串から外す人にも少なからず会うはずだ。
しかし、そもそも礼儀・マナー・作法は、他人に不快感を与えないように考えられたもの。
この焼き鳥屋さんは、実は串に刺したまま食べることは礼儀に反することではない、串に刺したまま食べるほうが見た目上も(つまり礼儀作法上も)良いと思うけれどもいかが?ということを伝えたいのではないだろうか。
平和的解決のために
2極化して考えると、
店側:串から外さずに食べろ、どんだけ苦労してると思ってんだ!
客側:知るか!食べ方は自由だろう!
店側:店にも客を選ぶ自由はある!
客側:その前に客にも店を選ぶ自由がある!
店側:じゃあもう出てってくれ!お代はいらねぇ!
客側:上等だ!ツイートしてやるぜ!
といった激論の末、何も解決しない。
要は、ここで双方の歩み寄りがあったらことがスムーズにすすむ。
店側:串から外さないほうが美味しいし、見た目も悪くないと思うけど・・
客側:ちょっと食べにくいけど、じゃあそのまま食べてみようかな
店側:それでやっぱり外したほうが良いと思ったら、もちろん外して食べてください
客側:あ、たしかに外さないほうが冷えてなくて美味しい
店側:でも口元が汚れるかもしれないので、外す器具も用意しておこうかな
なんていう平和的な解決が見える、かもしれない。
客側が「苦労して串に刺したのだろうから、そのまま食べてみようかな」と思ったり、
店側が「女性のお客さんなんかは、たしかに口の周りが汚れるだろうしね」と思ったりする心があれば、双方にとって良い空気になるのではないだろうか。