私が小学生だった頃は、運動会は決まって秋だった気がします。
季節も良いし、体育の日もありますしね。
でも、最近運動会の練習や本番の音が近所を散歩していると聞こえてくるので、この時期にするところも結構あるのでしょう。
確かに、季節としては良いと思います。
熱中症にかかるほど暑くはないけれど、全然寒くもない。
運動会は、結構大きな音が出ます。
運動会に限らず、幼稚園や保育園は年中音が出ていますね。
これらの音が原因で、学校・幼稚園・保育園と近隣住民がトラブルになることがあります。ニュースでもたまに見ますよね。
私は音楽関係の仕事で、自宅で録音をすることもあります。
簡易録音しかしないので、特に防音壁を使ったりはしていません。
すると、外が騒がしい場合は録音できません。良いマイクは感度がとても良い、つまりマイクが良ければ良いほど、雑音・騒音も拾います。
それが理由で、録音する場合はほとんど夜に行います。
同じ理由で夜に録音し、宅録派の生活リズムが昼夜逆転することは当然の結果ですね。
さて、上記したトラブル。どちらの言い分も理解できます。
学校や幼稚園、保育園側は、運動会をやらない訳にもいきません。学校全体を防音壁で覆うことなんてもちろんできません。
しかし、そこに住んでいる人にとって、静けさを求める権利もあります。
教育の為に我慢しろ、ということで我慢できるのならば、トラブルになるはずもありません。
こういう時は、やはり歩み寄りです。
建設的な話し合いは絶対条件です。その中で、音をだす時間に制約を設けることなどを決めることはできるでしょう。
住民の方も、音が出ている間は、それを逆手に取っておでかけするとか、見物に行ってみるなど良いかもしれません。
音がうるさいと感じるのは、大抵の場合音が出ている源が自分と無関係だからですよね(電車内の、会話はOKで電話はNGというのと同じ)。
実際のところは、そう理想通りにはいきませんが、一度そうやって考えてみることが大切だし、正直それ以上の解決方法はないでしょう。
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この問題にかぎらず、様々な問題に関して、どちらが正しいか、という議論がよくみかけられます。
それは近所づきあいレベルのトラブルから、国家間の戦争まであります。
しかし、双方に言い分があるからトラブルになっているのであって、普遍的にどちらが正しいということは言えないことが多い。法律に抵触する場合などは別ですが。
(国家間の場合は、その法律ですら違うからややこしい)
だから、双方の価値観を一般論に照らし合わせて揃えようとするのではなく、妥協、言い方を変えれば歩み寄りをすることが大切です。
相手に議論、暴力で勝っても、多分良い結果にはなりません。