(その1の続き)
各音源と、その接続方法
※どれも、あくまでライブを前提としている。録音では全く違う
ボーカル、コーラスマイク
マイクは、一般的に「キャノン」と呼ばれる端子で、モノラルなので、ミキサーと繋ぐ場合は「キャノンのオスーメス」のケーブルを使えば良いだけだ。
キャノン端子の正式名は、「XLR」なので、購入時は「XLR オスーメス」のケーブルで探せば良い。
エレキギター
エレキギターは、ギターアンプのスピーカーにマイクを向けるので、上記マイクと同じだ。
ギターからギターアンプまでは、ギタリストが行うので、気にする必要はない。
アコースティック・ギター(以下アコギ)
アコギには、本体にケーブルを繋いで音を送れる、エレアコと呼ばれるものがあり、ライブではこれを使うことが多い。
アコギに付いている端子はPHONEのモノラル端子なので、PHONE-PHONEというケーブルでミキサーのPHONE端子につなぐ。
ただし、ギターからミキサーまでの距離が遠い場合は、「DI」という機材を使う。
つなぎ方は
アコギ→DI→ミキサー
となる。DIの入力端子はPHONE、出力端子はキャノンなので、ギターからDIまではPHONE-PHONE、DIからミキサーまではキャノンのオスーメスでつなぐ。
DIの役目は、簡単に言えばノイズ軽減だ。
だから距離が遠い時に使う。
距離が近くて、ノイズがそんなにないときは、アコギからミキサーにPHONE-PHONEで直接つなぐだけで良い。
尚、エレアコでない、つまりケーブルをつなぐところがないアコギの場合は、マイクで音を拾うだけなので、上記マイクと同様。
ベース
ベースは、ラインで出力することが多い。
ラインとは、上記エレアコも同じだが、楽器にケーブルを繋いで音をだすシステムだ。
(つまり、音の出し方は、マイクかラインかの2種類と思って良い)
ラインということは、エレアコと同じつなぎ方で良いはずだが、ベースの場合はベースアンプを使うことが多いので、若干異なる。
ベース→ベース・アンプ→ミキサー
となる。
ここで、ほとんどのベースアンプには、「DIアウト(バランスドアウト)」という端子がついているので、こことミキサーをつなぐ。つまり
ベース→ベースアンプ兼DI→ミキサー
となる。
ベースからベース兼DIまではPHONE-PHONE、ベース兼DIからミキサーまではキャノンキャノンのオスーメスでつなぐ。
稀にベースアンプにDIアウトが無いことがあるが、その場合はベースアンプ自体を使わず、エレアコと全く同じつなぎ方をするか、ベースアンプのスピーカーをマイクで拾う、エレキギターと同じ方法を使うか、だ。
ドラム
ドラムは、たくさんのパーツからできているが、それを適切な数のマイクで拾う。
最低3本(バスドラ、スネア、カナモノ)、多いと10本くらいでひろうこともある。
残り1回くらいは、音の出し方のことをかいてみようと思う