https://waterman.hatenablog.jp/entry/2019/04/27/203000
わたしは、この記事には少しだけ反対の立場です。 少しですよ。
意味なんて考えずになんでも取り組んでみる。 その姿勢は大切だと思います。
しかし、これはわたしの経験論になってしまいますが、この質問をするときは、伏線として「なんでそんなに無意味なことをやる必要があるんですか?」という意味があるんです。
ここでいう意味というのは、結果、実績を含めてです。 つまり、そのやり方で何年もやり続け、なんの結果や実績も出ていないことをやる意味、という意味です。
会議を開き、ある方向性ややり方を決定し、それに従ってやってきても結局変わらず、気づいたら同じような会議を繰り返し、ということを何度も経験しました。
繰り返しますが、なにかをやるときに、意味なんて考えなくてやってみるという姿勢は大切です。 でも、理屈上も実績、経験上も無意味と思われることをやるのは、やっぱり納得いきません。
また、色々考えずにとにかくやってみる、ということを押し付けると、意見を言わない空気が育ちます。 意味あるんですか、という質問はどうかと思いますが、どういう根拠に基づいてやる仕事なのか、という説明義務は果たすべきです。
長いこと同じ組織内にいると、そのやり方でやるのが善、という空気になります。 新しく入ってきた人から見るととんでもないことだってあります。 その意見は率直に述べるべきでしょう。
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以前勤めていた会社で、仕事後の飲み会にほぼ強制的に誘われていました。 何の意味があるのかわからない、と上司に尋ねると、いつかわかるよ、と言われました。
でも、未だに意味はわかりません。
そういうこともあります。