以前書いたように、私は海外文学を読むのが苦手です。
そのうえ、興味はあるのです。
だから、どうやったら読了できるのか、ということを考えた結果見つけた方法が、先に映像化されたものを見る、です。
今回読了したのは、これです。
ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)
- 作者: レイモンド・チャンドラー,村上春樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/09/09
- メディア: 文庫
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グレートギャッツビーと同じく村上春樹氏による訳です。
少しでも読みやすい文章の方が良いので、日本の中で最も好きな作家である村上春樹氏の訳なら、読了のハードルが下がるかな、と思っての選本です。
これの映像化作品がこれです。
他のストリーミングサービスに本作品があるかどうかは調べていませんが、U-NEXTで1ヶ月無料のサービスを使って見ました。
この作品はミステリなので、映像作品を見ても複雑だと感じましたが、本の方はより複雑でした。
しかし、その分面白さも本のほうが上でしたね。
登場人物が多い上、アメリカ的なのかチャンドラー的なのかわかりませんが、比喩が多いので、時々頭を整理しながら読まないと、意味がわからなくなります。
実際、頁数も594頁と長いので、読了にはエネルギーを要しました。
なにはともあれ読み終えたので、達成感に溢れています。
普段私は複数の本を同時期に読みますが、今回に限っては1冊に絞って読みました。
そうしなかったら、本当にストーリーがつかめなかったと思います。
海外文学で読みやすい本があったらぜひ教えてください。