例えばミュージシャンの場合、一番大切にしていることはなんでしょうか。
例えばサラリーマンの場合は?
飲食店オーナーは?
医者は?
こういった答えには、正解がありません。
ただ、自分の中で時々思い返すことが大切です。
ミュージシャンを例にとると、一番大切にしていることの候補は
- 曲
- 演奏
- 客
- お金
のどれかであることが多いですね。
このうち、どれが大切かというのは各々で決めて良いのです。
バンドの場合、これがメンバー間でずれるから、口喧嘩になるんですけどね。
勘違いしないでほしいのは、基本的にどれも大切だということ、その中での優先度の話だ、ということです。
サラリーマンではどうでしょうか。
- 商品や製品、サービス内容
- 商品や製品、サービスの「質」
- 顧客満足度
- 収入
他にもありそうですが、こんな感じですかね。
1つ目と2つ目は似て非なるものです。
飲食店も挙げてみましょう。
- メニュー
- 味
- 接客
- 売上
まあこのくらいにしておきましょう。
◆
当然のことを書いているようで、実はこれは忘れがちです。
「そういう決まりだから」という言葉で押し切る人がいたら、大抵の場合は、何が一番大切かを考えていないだけです。
小学校の頃からそういうのは日常で、シャープペンシル使用不可も、はだし運動も、何を一番大切にしているのかが不明になった結果、とりあえずルールを守らせるわけです。
いつしかそれが最優先事項になります。
いわゆる、手段の目的化です。
物事の本質は、ダイレクトに見定めましょう。
若干清潔感に欠ける飲食店で繁盛している店もあります。
綺麗じゃない店は美味しくない、というのは傾向としてあるのかないのかわかりませんが、イコールでないことは間違いない。
美味しいかどうかは、清潔感で判断するのではなく、食べてみるべきです。
そんなことを思った週の初めでした。