スマホやタブレットが普及したのは良かったことだと思いますが、パソコン操作の理解においては、マイナスになったこともあります。
それは、パソコンの「場所」への理解です。
- 「ダウンロードしたファイルをアプリケーションフォルダに置いて」という意味がわからない
- ウィンドウがたくさん開いているから、デスクトップのファイルやフォルダにアクセスできない
これらは、パソコンの場所への理解ができていない証拠です。
スマホやタブレットには、パソコンでいうところの「場所」という概念を(本当はあるんですが)見えないようにしています。
そうすることによって、より操作のシンプル化を図っているのです。
でも、パソコンは今後もなくなりません。
普段のメールやSNS、ネットサーフィンなんかはスマホやタブレットで十分ですが、ちょっとでも専門的な分野に入ると、やっぱりパソコンが必須になります。
階層構造について
パソコンにおける場所ってどういうことでしょうか。
パソコンは、実は階層構造になってます。
そして、階層レベルによって、ドライブ(下図の「Macintosh HD」)、フォルダ、ファイルという名前がついています。
例えてみましょう。
ダンボール箱にたくさんのクリアファイルが入っていて、クリアファイル内には書面(紙)が入れてあります。
これをパソコンと対比させたら
- ダンボール:ドライブ
- クリアファイル:フォルダ
- 書面:ファイル
パソコンにおける場所というのは、最下層であるファイルが、どのドライブのどのフォルダに入っいるか、ということを指します。
ちなみに、ドライブのなかにドライブは作れませんが、フォルダの中にフォルダは作れます。
だから、「じゃーなる」というファイルの場所を
"OS(ドライブ)のユーザー(フォルダ)のゲスト(フォルダ)のドキュメント(フォルダ)の中"
という言い方をします。
ちなみに、パソコン内の場所を表す際、上に書いた「の」を「¥」で表しますので、
"OS¥ユーザー¥ゲスト¥ドキュメント¥じゃーなる"
と書きます。
階層構造の概念はwin mac同じで、winの場合は最初のドライブ名が(C)とか(D)になってますね。
わかりやすそうでわかりにくい「デスクトップ」
ここでよく聞かれるのが、デスクトップです。
デスクトップの概念は一番混乱しやすいのですが、実はデスクトップも階層構造のなかにあるフォルダの名前なんです。
macの場合、デスクトップの場所は
"OS¥ユーザ¥(ユーザー名)¥デスクトップ"
です。
パソコンでは、この場所にあるファイルやフォルダを、ウィンドウが何も開いていない状態で画面に表すように設定されているのです、
おわりに
長くなりそうなので、明日はこの続きをかきます