先日、ある番組の録画を見ていました。
(内容は正確ではありませんが、趣旨は以下のような感じです)
芸人A:
世間の自分に対する好感度が高すぎて、好感度を下げないような自分でいないといけない、ということがストレスになっている。
これに対して、複数の共演者がアドバイスチックなことを言うという中で、ある人がこう発言しました
ある人B:
自由でいいんじゃない?
その場では、「そうかー」みたいな感じになっていましたが、私はかなり疑問でした。
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芸人Aさんのことをちょっと調べると、幼少期はかなりの極貧生活だったようです。
その後、いろんな経緯を経て、今では知名度、好感度ともにとても高い。
一方、芸能人は一つの出来事で干される恐ろしい世界。
それが正しいかどうかは別として、干されるのを避けたいのは当たり前です。
特に芸人Aさんは貧しい幼少期を過ごしているので、仕事がなくなり、貧しい生活に逆戻りするのは絶対にイヤ、と思う気持ちは人一倍強いのかもしれません。
そのAさんに対してのBさんのアドバイスが、「自由でいいんじゃない?」。
いかがなものでしょうか。
はっきり言って、誰でも自由でいたいと思っているでしょう?
合法の範囲で、だれにも迷惑をかけないのならば、自由に生きるのが一番ストレスフリーです。
だから、自由でいいんじゃない、なんて今更アドバイスされなくたって、「わかっとるがな」ということです。
自由にしたいけど、過去の体験や自身の癖で思うようにいかない、ということが前提です。
「自由でいいんじゃない」なんてBさんが発言できるのは、自由でいたいけど、その勇気が出せない、という人のことが想像できない証拠です。
私だって、極貧の過去はありません。
でも、想像くらいはできます。想像さえすれば、そんな軽はずみなアドバイスはしないし、失礼とさえ思います。
と、久しぶりにちょっとした怒りを感じた発言を聞いたので、書いてみました。
みなさんはどう思いますか?