日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

20年後に批判されない準備なんてできますか?

小林賢太郎氏を解任 五輪開会式演出担当、ホロコーストをやゆ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

大ファンなだけにショックですが、小山田氏からの流れとしては仕方ないと思います。

ホロコーストは、確かにお笑いで取り上げてよいような事件ではありません。

 

ただし、小山田氏辞任騒動とおなじように報道するのはやめてほしい。

いじめの加害者本人と、過去の不適切な発言。

どちらも悪いのですが、罪の重さは全然違います。

 

 

私たちが生きているこの時代で、矛盾を抱えつつ認めてしまっているものって結構あります。

ハゲやデブは明らかに容姿をいじる発言ですが、お笑いを中心に認められているし、普段の生活の中で使っても(相手によりますが)そんなに非難されるものではありません。

 

しかし、容姿をいじるのは明らかに差別。

現在のところ、多くの人がこのいじりをやっているからなんとなく許されていますが、将来はどうでしょうか。

 

例えば20年後、ハゲやデブという用語が絶対NGになっていたら、今お笑いのなかやSNSの中でその用語を使っている人は、将来バッシング対象になるでしょうね。

ネットの記録は未来永劫消えないので、何かしらに書いたり発言したりしたら、もう後戻りできません。

 

例として20年後をあげたのは、小山田氏のかの雑誌が約20年前だからです。

小山田氏の記事は、それが掲載されたその時代から考えても、絶対NGです。

今のデブ、ハゲとは違い、みんななんとなくやっていたし許していた、なんてことは決してありません。

多少の温度差はあったとしても、です。

 

でも、いま自分が無意識にとっている行動が、将来批判の対象になるかも、と考えたらちょっと怖いですよね。

無意識だから気づきようもないし。

 

そんなことに怯えながら生きていくわけにもいきませんしね。

難しいところです。