大江千里さんの「手放す勇気」。40代で日本での成功を捨て、60歳で固定観念を捨てた|tayorini by LIFULL介護
大抵の人って、今の自分を変えたいって思っているんじゃないですかね。
私は野心とか野望とかだいぶ少ないほうですが、向上心は結構あるので、もっとなにかこう、、みたいなものは常にあります。
自己啓発の本がいっぱい売れるのはそれが理由なんでしょう。
でも、実際に変われる人ってあんまりいなんじゃないですか。
よし、明日から生まれ変わるぞ、となって、生まれ変わったのが2日だけ、なんてことはよくあることです。
その繰り返し、という人生もそれはそれで悪くないと思いますが、自己嫌悪に陥っちゃう人もしばしば、、、
大江千里さんの生き方は、そういう人に響くんじゃないでしょうか。
私の師匠も似たようなことを言っていました。
何かを変えたかったら、何かを始めるんじゃなくて、何かを辞める。
大江さんは日本の生活を捨て、JPOPから離れたのです。
誰もが知っているようなヒット曲を生んだ人がその世界を捨てるのって並大抵ではありません。
本当にすばらしいと思います。
なによりも、インタビューの行間から人生を目一杯楽しんでいる大江さんの気持ちが伝わってくるようです。
人生の成功って何を基準に決めるのかわかりませんが、私のなかで最重要なのは、楽しいかどうかです。
かの村上春樹さんが「小確幸」という用語を使っていました。
小さな、確かな、幸せ。
万人が認める成功でなくても、意外とその辺に小確幸が転がってたり。
でも、その辺にあっても、何かを捨てないと目に入らないかも。
久しぶりに大江さんのヒット曲を聞きたくなりました。
そして、現在JAZZをされている大江さんのピアノも聞いてみようかな。