日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

必要な礼儀ってあります


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やっぱり私もある程度の年だからでしょうか。

ヒカルさんの言い分は、理解できないところがあります。

 

ことの経緯を本編にそって説明すると、、

  1. カジサック、ヒカル、ですよ。の3人で動画を撮るのに、ヒカルが遅刻
  2. ヒカル到着後謝罪なし(のように見えた)
  3. 遅刻した分後ろにずれそうだが、ですよ。の後ろに仕事が入っている旨を伝える
  4. ヒカルがですよ。に向かって「なんでお前にケツあんねん」と言う
    (ヒカル、ですよ。は初対面)

これでですよ。さんが怒ったということです。

ちなみに、怒ったと言っても声を荒げたりはしてないようですね。

 

また、1や2に関して、遅刻は仕方なかった事情があるみたいで、ですよ。さんが把握しきれていなかった部分もあったそうです。

 

問題は4です。

 

一般論として、初対面でこの一言が無礼であることは間違いないでしょう。

お笑いにおいて無礼が許されるのは、それをすることによって、双方ともにオイシイと予想されるときで、その前提がなかったら、単なる無礼行為です。

 

今回の件はどうだったか。

 

結局、こういった動画でですよ。さんの露出は増え、ネタとしても面白くなったからOK、、、とはならないと思うのです。

 

なぜなら、どういう露出の仕方をしたいのかは、各々が決めて良いからです。

ここも、多様性の時代です。

 

加えて、本人はそれが面白くなかったから怒ったわけです。

周りが面白がったから、本人が不快であってもOK、だったら、学校でのいじめもOKになっちゃいませんか?

 

今回、ヒカルさんとですよ。さんは初対面。

初対面で無礼な一言を言われても、後にオイシければそれでよい、という考えの芸人さんなのかどうかがわからない状態です。

 

それを、「プロの芸人だったら、そこでうまく返すべき」「結局オイシくなってるから良い」というのは、ヒカルさんの単なる決めつけではないでしょうか。

 

要するに、

  • いじられるのが嫌な芸人
  • そんなに上を目指していない芸人

もいる、ということです。

 

初対面の場合、どんなタイプの芸人さんかわからない。

だから、礼儀をわきまえたほうが良いのでは、と思うのです。

(礼儀を尽くして不快な人はかなり少ないはず)

 

ちなみに、これに続くヒカルさんの方の動画内で、ヒカルさんが礼儀に関して、サッカーを例えに出しているところがありましたが、非常に的外れだと思いました。

 

ヒカルにブチギレてきた吉本芸人とカジサックを通じて直接会ってきました - YouTube

 

「先輩だからって遠慮するんですか」という件ですね。

 

試合中に遠慮はしないかもしれません。

長い付き合いでも遠慮はしないかもしれません。

でも初対面で先輩サッカー選手に、いきなり無礼なことを言う人はいないはずです。

特にチームワークが大切なサッカーにおいて、初対面の礼儀は必須です。

 

 

私は、くだらない礼儀やマナーは嫌いです。

お酌や上司への年賀状なんかもその一つです。

ただ、すべての礼儀、マナーを否定しているわけではありません。

 

私が思う不要な礼儀、マナーとは、それを守らなくても誰も不快にならなないはずなのに、というものです。

部下から年賀状が来なくて不快な思いする人ってどのくらいいますか?

 

一方、初対面でいきなりお前呼ばわりされたら、大抵の人は不快に思うし、怪訝に思うのではないでしょうか。

だとしたら、ちゃんと敬語を使い、礼儀をわきまえる。

それは必要な礼儀です。

 

ヒカルさんのような、誰もが認める才能あふれるYouTuberだから、無礼なことを言って良いわけでもないし、ですよ。さんが一流芸人さんほどの地位を確立していないから、いじられても仕方ないわけでもありません。

 

礼儀というのは、相手がどういう人であっても、お互いがまず不快にならないようにするためにあるもので、それはいつの世でも必要なものだと私は思うのです。