今日は多忙なので少しだけ。
私は音楽の世界にいるので、よくライスワークとライフワークのことを聞かれます。 食っていくためにやる音楽か、やりたいことをやる音楽か。
ただ、やりたいことの裏にはもちろんやりたくないことがあるわけで、そのやりたくないことは、本当にやりたくないことなのかどうかは考えた方が良いと思います。
プロの音楽家としてやっていくためには、多少の勉強も必要ですが、それがいままで受け入れてこなかった音楽をあえて受け入れてやっていく、というくらいの柔軟性はないと、なにかと難しそうです。
好きな音楽をやるのは楽しいですが、そればかりやるのでは広がりがありません。 それは、音楽という文化にあまりそぐわない関わり方のような気がします。 とりあえず好奇心の延長線でやってみる、くらいの気持ちは持つべきではないでしょうか。
実際に、しっかりと聴き込んだら意外と好きになった、なんて話はよく聞く話です。
音楽へのこだわりと、だから他の音楽は聞かない、というのは別物です。 まず一度はしっかり聞いて、取り入れてみて、それでも嫌いなら嫌いなんでしょうけどね。