スポーツはもとより、ビジネスの世界でも芸術の世界でも、競争原理が多少なりとも働く。
競争原理は、モチベーションを上げるための良い手段の一つだ。
勝負をするときに必ず守らなければならないルールがある。
それは、参戦をこばまないことだ。
参加数が多ければ多いほど、その競争、勝負に勝ち抜くのは難しくなる。
しかし、競争原理はそもそも、難しいからこそ知恵を使いアイデアを出し、という過程が再重要だ。つまり、難しければ難しいほど、競争原理の根本的意義があると思う。
その市場でトップになりたい企業や組織がすることは、新規参入を防ぐことではない。そんな暇があったら、内へ内への努力の方が遥かに健全だ。
そんなの当然だろう、と言われそうだが、最近政治で話題の「あの」ことを思うと、反対の理由の一部はいかがなものか、と考えてしまう。
ネットが普及し、ヒト、モノ、カネの移動が一昔前よりも断然スムーズになったこの時代に、囲い込みによる保護をしても、その限界はすぐにくる。後々からすると、その行為は先延ばしと呼ばれ、批判の的になることは言うまでもない。
堂々と勝負するのは怖い?
当然だ。だから意味があるのだ。