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昨日の記事だ。
読み放題に浮かれていた自分にとっては残念の極みだ。
日本の市場に合わせたビジネスモデルを改めて考えてもらい、ユーザーフレンドリーなものになって欲しい。
これまでの30年で最も進化したものは、おそらく「電話」だ。
自分が生まれた頃はダイヤル式の有線電話しかなかったのが、いまや地球の裏側と無線で、無料で通話できるほどまでになった。
これには及ばないものの、本の探し方、買い方、読み方も大きく変わったと感じる。
本屋はもちろん、物心ついたときから街に点在しており、漫画よりも活字の本の方が好きだった自分は、時間の許す限り立ち読みをしていたものだ。
ちなみに、漫画は立ち読み防止の為のビニールが巻かれていて、そうはいかないし、雑誌はそもそも読まない。
古本屋というのもあるにはあったが、それは古本屋店主が、自らのコレクションを書棚にならべ、欲しいものがあったら買えば?的なものが多く、そういった店には当時の自分が理解できるレベルの本は、あまり見つけられなかった。
BOOK OFFが段々と広がり始めたのは、確か中学生位の頃だったと思う。
それまでの古本屋とは違い、様々なジャンルの本を、作家別、ジャンル別に整然と並べてあり、衝撃を覚えた記憶がある。
今でもそうだが、本屋はなんとなくそれらしい本を探索するということには向いている一方、目当ての本を探すのにはあまり向いていないと思う。
なぜなら、本の並べ方が「出版社別」だったり「ジャンル別」だったりして複雑だからだ。
今でこそ検索用コンピュータが店頭に置いてあり、書籍名や作家名で検索、その棚の店内地図まで出るようになって便利にはなったが、そのコンピュータがない時代では、目当ての本がどこにあるかをいちいち店員に尋ねる必要があった。
(お目当ての書籍名、作家名までわかっても、出版社名までは知らないし、消費者にとっては正直出版社なんでどこでも良い)
1冊なら良いが、10冊あったら流石に気が滅入る、お互いに。
その点、BOOK OFFの方が探しやすさでは一歩上を行っていると感じる。
勿論、中古なので値段は言うまでもない。
しかし、BOOK OFFには検索用コンピュータもないし、上述したジャンル分けに関しては、目当ての本が何のジャンルに属するのか分からいこともあり、パーフェクトとは言いがたい。
そして、巨大企業アマゾン。
新品も中古も、勿論検索も自宅で24時間できて、すぐに購入できる。
上述した悩みを全てあっさり解決してくれた。
不可能だと思っていた試し読み(というか立ち読み)も、いまはサイト上でできるタイトルが多い。
参考にするかどうかは別として、レビューも読める。
内部アルゴリズムにより、「この本を買った人におすすめの本」というのも自動的に紹介してくれる。
そして現在では、本自体のありかたも「電子書籍」になりつつある。
幼少期の本の探し方、買い方、読み方と比較すると、本当に時代がすすんだな、と実感できる。
本は自分の人生には欠かせないし、これからもたくさんの本を読んでいくことだろう。
だからこそ、本のありかた自体も自分を含めた読者のために進化していってほしいし、進化すべきだと思う。