まもなく年末年始を迎える。
年末年始も休まない
最近は昔に比べて、買いだめなんかしなくて良くなった。
なぜなら、どこも営業していて、必要なものは買いに行けば良いだけだからだ。
自分が小学生くらいの頃は、ほとんどの店が正月休みで、空いているのは警察、消防、病院、宿泊施設くらいだった。
交通機関も、本数をかなり減らして動かしていたと思う。
これらの職業は、確かに正月だからといって休むのは難しいと思う。
しかし、それら以外の店も結構開いている。
コンビニはもちろん、スーパーや大型モールも初売りが元日というのは珍しくない。
年末年始に休まないことの弊害
これは、便利な反面、副作用もある。
一部の店が元日に営業し始めると、そこに通勤する人のために、交通機関も充実させなければいけないし、飲食店も開けるようになる。
一部の店が開け始めると、独り勝ちが羨ましくなるので、他の店も開け始める。
結果どこの店も開いているというのが現状だ。
出勤希望制
昔は良かったという気はさらさらない。
しかし、正月だけは休ませてくれ、という人は、今も昔も少なからずいるはずだ。
年中忙しく働いているのだから、年末年始くらいは家族でゆっくり、という人もいるだろう。
もちろん、正月も休まず働いて、少しでもお金を稼ぎたいという人もいる。
だとすれば、企業は可能な範囲で、選択できるようにすれば良いのではないだろうか。
飲食店など、一定人数が揃わないと営業自体が難しいところは致し方ないが、例えば電話サポートセンターなんかは、ある程度調整可能だと思う。
元日にサポートが必要な人はどれくらいいるのだろう
少し話がそれるが、自分の知り合いがサポートセンターに働いていて、元日も開いている。
元日にサポートセンターが開いていたら、確かに助かる人もいるだろうが、休業していて困る人もそう多くはないのではないだろうか。
おもてなしや気遣いの対象
おもてなしや気遣いという言葉が大好きな日本人だが、それらの行為は客や他人に対してだけ向けられるものであってはならないと思う。
家族や自社の社員に対してできてこそ、外に対してもできるものだろう。
自分なら、、、
本当は家族とすごしたいというのを我慢して接客されるよりも、しっかりと正月を休み、そこで養った英気を休み明けの仕事に生かして接客してもらったほうが嬉しい。
そう思うことが常になれば、仕事=嫌なものという固定概念も覆るのではないだろうか。
仕事と家族、どちらが大事かを考える時代じゃない。
どちらも大切にすべきだ。
だとすれば、そのバランスをとるための意識改革は、本人にも周囲の人にも必要だろう。