ちょっと異常じゃないですか?
先日この件に関してはブログを書かせてもらいました。
上の記事と重複する内容が多いと思いますが、改めて書きます。
今回の件、宮迫さんの何が悪かったのかというと、
- 直営業をしたこと
- 知らずに反社勢力のパーティーに参加したこと
- ギャラをもらっていたのにもらっていないを嘘をついたこと
この3点です。
直営業に関しては、吉本と宮迫さんの間の問題なので、世間がとやかく言うことではありません。
パーティー参加に関しては、知っていたのか知らなかったのか、というのが最大の争点です。
知って行ったのならば、これは完全にアウトです。法に抵触します。
しかし、知っていたという証拠や根拠がないうちは、本人の自供を信じて知らなかったとみなすしかありません。
3点目は、嘘です。これはまずい。
つまり、明確に悪かったのは3点目のみです。
それで契約解消ですか?
冗談も休み休みにしてほしい。
嘘をついたことは悪いでしょう。
とくに、社会的影響も大きい人なので、それに対する罪は(本来は影響力で罰が決まるのは正しくないと思いますが)重くなりがちです。
だから罰は受けるべきです。
社会的制裁は既に受けまくっていますが、それに加え吉本からの謹慎や減給などの処分もあってしかるべきでしょう。
しかし、契約解消とは何事ですか。
罪と罰のバランスがあまりにも取れていなさすぎます。
私はむしろ、吉本側の責任を追求したい。
紙でも口頭でも良いのですが、確実に宮迫さんと吉本の間にはマネージメント契約があります。
マネージメント、なんていう言葉を使うから堅苦しいですが、要は世話しているわけです。
事務所と芸人の関係は、いわば家族関係のようなものです。
家族が悪いことをしたら、身内でちゃんと叱るし、被害者に一緒に謝りに行くでしょう?
でも、親が子を勘当したり、子が家でするという状況は、かなり特別な時のみです。
今回はそんなに特別なんですか?
嘘をついただけで?
今回は特別とは言えません。だとしたら、吉本が宮迫さんに変わって謝罪し、吉本が責任を持って宮迫さんを叱るべきです。
吉本の監督責任は、なぜ宮迫さんへの追求の影に隠れてあまり聞こえてこないんでしょうか。
◆
上にも少し書きましたが、影響力がある人だからこそ、ここまでのバッシングと処分になった、という要因は否めないでしょう。
影響力がある、というのは、基本的にすばらしいことのはずです。
みんなが憧れている人は大抵影響力が大きい人でしょう?
しかしそれゆえに、嘘をついただけで、存在否定をするかのように叩きのめす。
そんな社会は、はたして健全な社会でしょうか。
人間は間違いを犯します。嘘もつきます。
秩序ある社会を保つためには、それらを正当化するわけにはいかないから、罪に応じた罰を与えることで社会の秩序を保っているのです。
間違ってはいけないのは、それによって間違いを犯す人間や嘘をつく人間がゼロになることは絶対にない、ということです。
嘘をついたという、刑事的な責任すら追求できないこの件で、吉本から、社会から宮迫さんを排除するのは馬鹿げているとしか言いようがありません。