日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

初心者がギターを選ぶ時はこれを基準にするべき

楽器屋に働いた経験もありますし、今でも基本音楽の世界にいるので、「ギターを始めたいんですけど・・・」という人は絶え間なく表れます。

 

ギターを今から始める人が、ギターを選ぶ基準で最優先にするべきこと、をお伝えしましょう。エレキ、アコギ問いません。ベースも同じですね。

 

ギターを選ぶときは

  • 値段
  • 見た目
  • 弾きやすさ

といった基準が考えられます。

 

初心者に限って言えば、この中で一番優先すべきなのは、弾きやすさです。

なぜでしょうか。

 

 

ギターを上達させる方法はいろいろありますが、絶対的な条件が一つあります。

それは、続けることです。

 

そんな当然なことを、と思うかもしれませんが、ギターは続けていればある程度うまくなります。

 

逆に言えば、うまくならない人は、続けられないのです。

 

では、なぜ続けられないかを考えましょう。

それは、面白くないからです。

 

次に、なぜ面白くないのでしょう。

それは、ちゃんとした音が出ないからです。

 

ちゃんとした音を出すのに重要なのが弾きやすさです。

 

初心者というのは、ちゃんとした音が出せない時に、それを自分の技術不足だとみなしてしまいます

それは、それ以外の原因を思いつかないから仕方ありあません。

一方中・上級者になると、その原因がギターにある(反っている、弦高が高い、テンションが高いなど)可能性も考えられます。

 

自分の技術不足でちゃんとした音がでない、と思う人間が、忍耐だけでギターを続けられるか、というと難しい。音楽は修行ではありません。

 

普段から聞いてる楽曲から聞こえてくるプロの演奏に少しでも近い音が出たら、ちょっとニンマリします。

この嬉しさ(だけ)が継続力に繋がります。

 

つまり、プロの演奏に近い音ができるだけ早い段階で出せるようにならないと続かないのです。

そのためには、とにかく弾きやすいギターを選ぶべき、というわけです。

 

分野によっては、難しい課題から入っていったほうが上達が早いものもあるでしょうが、こと音楽に関しては、できるだけハードルを下げ、こそっとニンマリする機会を増やすほうが継続につながりやすいでしょう。

 

 

ギターが弾きやすいかどうかは、弾けない初心者にはわかりません。

だからできればギターの弾ける知人についていってもらいましょう。

そんな知人がいなかったら、店員さんを頼るしかありませんが、店員さんも商売でやっているので、信頼できる店員さんを見極める目は必要かもしれませんね。

 

本体の特徴から弾きやすさを考えたら、ネックは細め、スケールは短めのもののほうが弾きやすい。細いほうが握りやすいし、短めのもののほうがテンションが弱いからです。

 

また、ギター本体以外で弾きやすさに影響するのは、弦です。

弦は太さがいろいろありますが、迷わずエキストラライト、つまり最も細い弦を選びましょう。

買った時に張ってある弦はだいたいライトゲージなので、すぐに交換しましょう。弦交換の練習にもなります。

 

中・上級者になってきたら、音に好みが出てきます。その段階で良い音のギターを選べばよいし、好きな太さの弦を張ればよいわけです。

 

最初はとにかく続けることを最優先、そのためのギター選びを心がけましょう。