ギターを今から始める、という人に、とりあえず音楽で生活している者からアドバイスです。
どこかに載ってそうな内容ですが、私なりの切り口で語ってみようかな、と。
まず、ギターを始めるきっかけを考えてみます。
それはおそらく、カッコイイギタリストを見た、または演奏を聞いた、ということでしょう。
あんな風に弾けたらカッコイイな。
この感覚がうまくなる秘訣です。
音楽はスポーツと違って、上手さよりもカッコよさが重要です。
だから、日々基礎体力をつけるトレーニングを続け、少しずつ記録がのびていく、という練習方法は向きません。
そもそも記録という概念がありません。
カッコよさの基準はそれぞれなので、マニュアル化しにくいのがギターのトレーニングですが、一般的に言えば、真似できるところから真似していく、というのがとても効果的です。
まず部屋に大きな鏡を置きます。そんな大きな鏡はねーよ、という人は、夜の窓を鏡代わりに使っても良いです。
ギターを持って構えてみます。音はまだ出てなくても良い。
もうすでにカッコイイでしょう?
ギターって、見た目のカッコよさがたまりませんよね!
弾き姿はとても重要です。できるだけ自分に酔えるくらいまで弾き姿を研究しましょう。
※窓を使っている人は、外に気をつけましょう。もし誰かが見ていたら、かなり恥ずかしい(経験あり)
それから簡単(と言われているよう)な曲を練習します。
この時、張る弦は細めのやつをおすすめします。
細い弦の方が明らかに弾きやすい。その分音も細くなりますが、最初は音質よりも同じように弾けた、というところまで近づくことのほうが自分に酔えます。
音が細いと思ったら、細い弦でしっかり弾けるようになってからゲージを上げていけばよい。
それから、難しい箇所はとばします。弾けるところだけで大丈夫。
しかし、それでは曲っぽくなりません。
そこで、必ず原曲をならしながら練習します。
すると難しくて弾いていないところでも音がなっているので安心。
しかも、原曲と合わせて弾くとギター以外のオケもなっているので、雰囲気が良くなりますし、実はリズムのトレーニングにもなります。
リズムはギターを演奏していく上で、最後の最後まで課題となる要素ですが、それを鍛える唯一の方法は、リズムに合わせた演奏を多くすることです。
もちろんクリックに合わせて練習するのは良いことです。
しかし、原曲と合わせてもそれは結局リズムに合わせた練習になっています。
ということで、まとめると
・弾き姿を見ながら練習する
・細い弦を貼る
・原曲をならしながら、合わせて練習する
これらを守ると、自分に酔えます!つまり、俺ってカッコイイんじゃない?と思えるわけです。
その気持ちが練習時間を飛躍的に延ばしてくれるんですよね。
ぜひ試してみてください。