日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

著作権を改めて考える

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音楽と著作権は密接に関係があります。

JASRACは世間ではミソクソに言われていますが、多くの作曲家はJASRAC著作権を管理してくれているおかげで印税収入を得ることができているのも事実です。

 

大阪在住の作曲家が作った曲が、無断で北海道で使われても気づけないでしょう?

しかも、その曲をダシに入場料をとってがっぽり設けていたら、作曲家はやりきれません。

 

ところで、著作権に関しては、以前この本を紹介しました。

 

著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)

著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)

 

 

いまから14年も前の本ですが、とても読みやすい。

法律的な説明というより、なぜ著作権が必要なのか、ということに重きをおいた本です。

多分この本を読めば、少し前に話題になった、JASRACの「音楽教室からも著作権料を徴収する」という取り決めがそんなにおかしなことではない、とわかると思います。

(それでも納得いかない人もいるかもしれませんが・・・)

 

著作権は、聞いている分には特に気をつける必要はありませんが、制作する方になると気に留めておかないといけません。

なぜなら、パクリと訴えられる可能性があるからです。

数年に一度、そういったニュースが話題になりますよね。

 

音楽ファン全体のうち、曲を聞くだけの人と、自分で作る人の割合は圧倒的に前者が多い。

だから、後者が著作権ということにこだわるということにはなかなか理解が進みません。

 

およげ!たいやきくんの印税

 

このwikipediaの内容なんか見ると、考えさせられます。今でもオリコン史上に名を残すこの曲の買取額が5万円です。当時の物価を考慮しても、びっくりのやすさです。

 

 

JASRACの運営に関してはツッコミどころ満載ですが、著作権そのものは守られるべきで、JASRACの運営批判とは別で考えるべきでしょう。

 

ただ、音楽は形のない作品なので、よりしっかりと運営しないと、「拝金主義だー」と批判を受けやすいのも事実。

その辺、JASRACさん、ぜひともよろしくお願いいたします。