日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

パソコンで音楽を作ろう〜その9 KEYとスケールとコード

KEYのことがなんとなくわかったら、改めてスケールとコードを考えます。

スケールとコードをきちんと理解するには、KEYと紐付けることが不可欠です。

 

目次

 

KEYをもとにスケールを考える

 

何度も出てきたドレミファソラシド、これをCメジャースケールと呼ぶことは学びました。

 

重複しますが、メジャースケールの前についている「C」は、何の音から始まるかを示しています。

だからCメジャースケールは、C=ドから始まるのです。

 

ただ、もう一つ言えることがあります。

それは、終わる音もC=ドになっているということ。

そして、前回書いたとおり、ドレミファソ・・と駆け上がっていってシで止めると、「ここでとめるんかい!」とツッコみたくなること。

その上でドを弾くと、終わった感じがすること。

これがKEYの概念の根本でした。

 

つまり、Cメジャースケールは、ドの音で終わったら終わった感じになる。

要するに、CメジャースケールのKEYはCなんです。

 

同じように、GメジャースケールのKEYはG、FメジャースケールのKEYはFです。

簡単ですね。

 

KEYをもとにコードを考える

 

ではKEYとコードはどうでしょうか。

 

おさらいですが、ダイアトニックコードはメジャースケールの音を1個飛ばしで3つ重ねたものでした。

 

ここでもメジャースケールが関わってきます。

ダイアトニックコードの音は、何のメジャースケールから作られたものなのか(CなのかGなのか・・)で、ダイアトニックコードの音も変わります。

 

もうおわかりでしょうか。

 

Cメジャースケールから作られたダイアトニックコードで構成される曲は、KEYがCです。

Gメジャースケールから作られたダイアトニックコードで構成される曲は、KEYがGです。

 

前回紹介した、起立、礼、着席。

あれは、コードで言えばC→G→Cです。

3つともCメジャースケールから作られたダイアトニックコードになっています。

つまり、あの動画の起立、礼、着席の曲のKEYはCです。

 

浮かび上がる疑問

 

頭の回転が速い人は、ここでこういう疑問を持つかもしれません。

 

コードのCとGは、Cのダイアトニックコードに含まれているのは確か。

でも、Gのダイアトニックコードにも、どちらも含まれてるけど・・・? 

 

確かに、Gメジャースケールから作られたダイアトニックコード=Gのダイアトニックコードは、

  1. G
  2. Am
  3. Bm
  4. C
  5. D
  6. Em
  7. Fdim

となり、1と4にそれぞれGとCがあります。

 

起立、礼、着席は、

  • KEY=Cにおける1,5,1(=C,G,C)
  • KEY=Gにおける4,1,4(=C,G,C)

のどちらなのか。

これはどうやって判断するのでしょう?

 

これは、ぜっっっっったいにどちら、ということは理屈上言えないんです。

ただ、ほぼほぼKEY=Cです。

 

なぜそう判断できるのか。

それは、理屈じゃなくて、聞いた感じです。

 

着席でなるコードは、いかにも終わった感じです。

ということは、このコードがダイアトニックコードの1になっているはずだ、ということですね。

 

なかには変わった感覚の人がいて、着席のコードがなっても終わった感じがしない、という場合もあるかもしれません。

だから100%ではないのですが、ここまで可能性を広げると、音楽を理論で説明することそのものが不可能になります。

 

あとがき

 

今回は、KEYとスケールとコードの関係についてでした。

次回は、コードの機能についてです。

コードの機能は、KEYの後でないと説明できないので、この順番です。

 

まだ理論は続きますが、しっかりやっていきましょう。