日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

パソコンで音楽を作ろう〜その10 コードの機能

 

今回は、コードの機能について説明します。

 

目次

 

コードの機能??

 

コードの機能って言うと、これまた堅い感じですよね。

柔らかい表現を使うと、コードの雰囲気です。

 

ただ、今回説明するのは、コードそのもの雰囲気ではなく、コード進行がある曲の中での雰囲気です。

 

何言ってるのかさっぱりわからなくても大丈夫です。

説明するうちになんとなくわかってくると思います。

 

KEY→コード進行→コードの機能

 

前回までで説明したとおり、曲にはKEYがあります。

KEYが決まったら、使えるコードも決まります。 

使えるコードを並び替えてコード進行をつくり、曲にしていくのです。

 

使えるコードって?

そうです、ダイアトニックコードです。

 

ダイアトニックコードって7つありますね。

これらのコードを並び替えてコード進行にしたときに、そのコード進行上での機能が働くのです。

 

例えば、前回までに説明した起立、礼、着席。

これは、コード進行で書けば、

C G C

です。

 

このとき、Cは終わった感じがします。

言い換えると、落ち着く機能です。

 

ではGは?

これも書いてきたとおり、ここでとまると「ここでとめるんかい!」とツッコミが入るような雰囲気。

早く次に行きたくなるような機能。

言い換えると、不安定な機能です。

 

落ち着く、不安定。

こういった雰囲気がコード進行では最も重要です。

 

ちなみに、次のコード進行を弾いてみましょう。

 

C F G C

 

Fが入りましたね。

これを聞いたら、どんな感じがするか。

 

表現は難しいですが、まあまあ不安定、くらいですかね?

 

実は、コード進行におけるコードの機能というのは、

  • 落ち着く
  • まあまあ不安定
  • 不安定

この3つで全てです。

 

すべて!!??

そう、全てです。

 

世の中にある全ての楽曲のコード進行は、この3つの機能に分類されます。

 

ダイアトニックコード、それぞれの機能

 

それでは、具体的にどのコードがどんな機能を持っているのか。

Cは落ち着く、Gは不安定、Fはまあまあ不安定と説明しました。

でも、ダイアトニックコードは、まだ残り4つあります。

 

ところで、毎回落ち着くとか不安定とか言うのも面倒です。

機能には名前がついているので、ここで覚えてしまいましょう。

  • 落ち着く→トニック(T)
  • 不安定→ドミナント(D)
  • まあまあ不安定→サブドミナント(SD)

今後はこれを使って行きましょう。

 

そこで、ダイアトニックコードを分類するとこうなります。

  1. C:T
  2. Dm:SD
  3. Em:T
  4. F:SD
  5. G:D
  6. Am:T
  7. Bdim:D

この機能で起立、礼、着席を書くと、

T D T

ですね。

そのあとに書いた4つのコード進行は、

T SD G T

です。

 

あとがき

 

トニック、ドミナントなど、いかにも専門的な言葉が出てきましたね。

でも、なんのことはない、雰囲気を示す用語です。

結局音楽なんで、音を理論や用語でなんとか説明しようとしているだけなんです。

 

さて、次回はナチュラルサイクルについて触れていきます。