さてオーディオの録音を開始しよう、、と思いますが、まだです。
目次
オーディオの録音にはマイクを使う、、、ということは?
オーディオの録音は、前記事で書いたコンデンサーマイクや、ダイナミックマイクと言われるマイクを使って行います。
要は、マイクで音を拾うわけですね。
そこで問題になってくるのが、雑音です。
部屋を静かにするのは当たり前ですね、
これはどうにかするしかありません。
しかし、録音のときは、これも前の記事で書きましたが、クリックを聞きながら行います
クリックはどこからならすのでしょうか?
スピーカー?
いえいえ、スピーカーからならすと、そのクリック音をマイクが拾ってしまいますね。
そしたら、ヘッドホンで聞こう、となります。
でも、これまた別の問題が出てきます。
ヘッドホンをすると、外音を遮断しヘッドホンからしか音がならなくなります。
今から録る楽器や声以外の音(オケ)やクリックは、ちゃんとヘッドホンからなってくれます。
でも、自分の演奏している楽器はどうでしょうか?
例えばボーカルを録ってたとして、自分の歌っている声が全く聞こえないとどうでしょうか?
これは歌いづらいですよ。音程もとりにくい。
ということで、今マイクで拾っている(録っている)音もヘッドホンで聞きたい。
こうなりますよね。
自分の声や楽器の音を「モニター」と言います。
DAWソフトにはモニターボタンがあるけれど、、、
Cubase、Logic、Studio One、どのソフトにもモニターのスイッチがあります。
大抵は録音ボタンのとなりあたりに配置されています。
今から録音するトラックの録音ボタンだけでなく、その近くにあるモニターボタンも押せば、ヘッドホンから今マイクで拾っている音が聞こえてくるはずです。
そのトラックの音量ボタンを調整すれば、ヘッドホンから聞こえてくるモニター音量も調節できます。
録音時には、クリック・オケ・モニターの3つの音のボリュームを、録音しやすい音量に調節します。
この音量は、あくまで録音しやすいように一時的に調節する音量で、録音される実際の音量には関係ありません。
録音される音量を決めるのは、前記事で説明したインプットゲインです。
さて、これで録音準備が「とりあえず」整ったように思いますね。
あとがき
ここまでやった人は、実際にこれで録音してみてください。
それで問題なければよいのですが、問題がある人も中には出てくると予想されます。
それは、レイテンシーの問題です。
次回は、レイテンシーの原因とその回避方法を説明します。