オーディオの録音準備です。
最初はひとつひとつチェックしていきますが、なれたら楽です。
目次
トラックの準備
録音は、多くの場合マイクを使います。
以前の記事で紹介したとおり、オーディオトラックを用意したら、インプットとアウトプットを設定します。
トラックには、録音ボタンがあるので、それを押して録音に備えます。
このボタンは、今からこのトラックに録音しますよー、という設定です。
どのトラックも録音ボタンが押されていなかったら、どのトラックに録音するか決めてください、というエラーが出るはずです。
※トラックを選択するのと同時に、そのトラックの録音ボタンがONになるような設定もあります。
トラックの録音ボタンを押すと、そのトラックの音量ゲージがマイクに反応するはずです。
マイクに向かって「あーあー」といってみてください。
このときに、まったく反応してなかったら、
- コンデンサーマイク(後述)なのに、ファンタム電源はONになっていない
- インプットゲイン(後述)が小さすぎる
- 録音ボタンがおされていない(前述)
あたりをチェックしてみてください。
ファンタム電源とは?
コンデンサーマイクというのは、上でも書いているとおり、ファンタム電源をONにしないと使えないマイクです。
カラオケ屋さんやライブハウスにあるライブ用のマイクに比べ音が良いのですが、壊れやすいし高価なので、どちらかといえばライブ用より録音用に使われます。
ファンタム電源は、USBバスパワーと似ています。
つまり、ケーブルを伝って電源をマイクに供給するのです。
で、どこから電源を供給するのかというと、ケーブルを繋いだ先、つまりオーディオインターフェイスです。
オーディオインターフェイスには、ファンタム電源のON/OFFスイッチがあるはずです(+48Vとか書いてあるスイッチ)。
このスイッチは、つないでいるケーブルに電源を送るボタンなので、ボリュームが上がっているときなどにはON/OFFしないようにしましょう。
誤動作防止のため、スイッチがちょっとわかりにくい場所にあったり、凹んでいたりします。
インプットゲインのつまみを調節
インプットゲインは、オーディオインターフェイスに入ってくる音の量を決めるつまみです。
オーディオインターフェイスの、マイクケーブルを挿す箇所の脇についていることが多いですね。
インプットゲインが小さすぎると録音されないし、大きすぎると音が割れます。
いまから録音する音の中で、最も「大きい」ところをならしてみて、PEAKがつかないようにインプットゲインを調節します。
小さすぎるのは後で処理できますが、大きすぎて割れたら処理できません。
ですので、「大きい」ところのつまみよりもあと少しだけつまみをしぼっているくらいがちょうど良いでしょう。
あとがき
長たらしく書いていますが、実際にやったら30秒くらいでできます。
くれぐれもファンタム電源には注意しましょう。