日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

強要には責任が生じます

高度経済成長はもうずっと昔の話で、私ですらその恩恵を預かったことはありません。

 

バブルが弾けたのはいまの若者が悪いわけではなく、起こるべくして起こったのだと思います。

明確な要因を探すのは専門家に任せれば良いし、犯人探しはあまりにも非生産的です。

 

経済成長が鈍化している現代、それは庶民の仕事現場でどういう意味を持つのか。

それは、価値を生み出す生産性を高める必要が出てきた、ということではないでしょうか。

 

付加価値を生み出すために必要な時間と人員に、以前ほどお金をかけられないわけです。

だったら、より少ない時間と人員で同じ付加価値を生むしかありません。

そのことを効率化って言うのだと思います。

 

そのためにはテクノロジーの活用が必須です。

 

計算機を使って台帳を手書きするのに比べ、パソコンのソフトを活用するやり方は、スピードも正確性も比較にならないほど上がります。

 

書類を紙で処理し保管するのに比べ、データで閲覧、保管すれば、さまざまなコストが抑えられます。

 

こうやってテクノロジーを駆使し、生産性をあげていくしかないように思います。

 

しかし、変わるのが苦手な人達は、これをも否定します。

昔からこうやってきたのだから、昔ながらの方法でやれ、と。

 

おかしな話です。

今の不況打破のための方法を実践するとだめだと言われる。

ところが、お金がないのは自己責任だという。

 

本音を言えば、これだけの不況に陥った原因は、現世代より一つ前の世代にあるでしょう。

でもそんなこと言ったってきりがないから、自己責任を受け止め、自分たちでどうやったらこの時代を切り抜けられるかを考え、あみだし、実践しようとしているわけです。

 

それを、昔からこうやってきたという理由だけで否定するのならば、不況で落ち込んだ分の補填をすべきです。

強要するのならば、そこには責任が生じます。

 

なんでも変わればよいというわけではありません。

でも、変わったほうが良いこと、変わるべきことだってあります。

そこはゼロベースで再考しないと、思考停止に陥ります。