下の娘の小学校入学式でした。
いくつになっても、スーツも苦手だし、儀式も苦手。
まだまだコロナ禍なので、2年前に参加した上の娘の入学式とは色々違います。
新入生を2つにわけ、前半の部と後半の部で分かれて行われたため、式の時間はかなり短かったです。
6年生による演劇は、動画による披露でした。
保護者席もかなり間隔をあけて設置してあります。
マスクや手指消毒は当たり前のごとく、です。
1番驚いたのは、国歌斉唱。
感染予防のため、声を出さず、ピアノの伴奏に合わせて心の中で歌う、というもの。
しーんとした会場にピアノの音だけが響き渡ります。
体育館なので、天然のホールリバーブが効いて、良い感じです。
って、心の中で歌う国歌は、どういった意義があるのかよくわかりません。
これで、どのくらい感染者予防に効くのかも疑問ですし。
ただ、後になって覚えていることって、こういう「普通ではないこと」ばかりですよね。
そういった意味では良かったとも言え、、、るのかな?
◆
結婚する前、子供ができる前までは、自分自身がありふれた家庭をもつことなんて全く想像つきませんでした。
結婚願望も特になかったし、子供が特別好きというわけでもありません。
今でも若い子たちと話していると、あの頃の自分と同じようなタイプだなと思う人が結構います。
実際にその子たちの一部は実際に結婚をせず子供も作らず人生をまっとうするのだと思います。
それはもちろんそれぞれの価値観であって、人がとやかく言うことではありませんよね。
ちゃんと社会はそういう人たちの価値観も認めていかなくてはいけません。
一方、家族を持つことは昔思っていたよりもだいぶ良いものだな、と私は思います。
年を重ねて変わったのか、もともとが家庭的な人間だったのか自分でもわかりません。
ただ、娘二人が小学校に行き始めた、という事実が淡々とあって、しみじみしている自分がいるのが不思議だったり驚きだったり、ほんの少し嬉しかったり。
そんなことを思った入学式でした。
楽しんで生活を送ってくれれば、と。