日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

守るべきマナーと排除すべきマナー

電子でもお辞儀ハンコ 継続の訳 - Yahoo!ニュース

 

お辞儀ハンコって、少し前に結構話題になりましたよね。

このマナーを強要している人って、そんな話題をどういう気持で見てるんでしょうかね。

 

以前も一度書きましたが、私なりの勝手な推測を。

 

多分お辞儀ハンコは、シャレから始まったんじゃないかと思います。

「ハンコをちょっと傾けて押したら、お辞儀してるみたいじゃね?」

みたいな。

 

なるほど、そりゃ面白い、となって数名が真似しだした。

それからマナーに変化をしたのでは、と思います。

マナー全般そうですが、相手を思いやる気持ちが最重要なのに、その行為そのものが重要視されがちです。

手段の目的化というやつ。

 

傾いていないハンコが押されている書類をもらって、「お辞儀していない、不快だ」と思う人なんて、本当にいるんでしょうか?

それは、そのマナーを守っていないことに対する不快感であって、真っ直ぐなハンコそのものに対する不快感ではないのでは?

 

むしろ、このマナーを知らない人が、傾いているハンコをみて「ハンコくらい真っ直ぐ押せよー」と不快に思う人の方が多そうですけどね。

 

少なくとも私は、ハンコを押すという行為自体が面倒、不快なので、お辞儀ハンコのマナーなんてどうでも良いことこの上ないです。

 

 

マナーの中には、美しいマナー、守るべきマナーもあると私は思います。

食べる時の姿勢や挨拶など、行為自体の合理性はあまりありません。

(食べる姿勢はどうであっても食べることに問題はないし、挨拶なんて一切しなくても困ることはありません)

でも私は守るべきマナーだと思います。

 

一方、お辞儀ハンコのようなくだらないマナーがあると、マナーという括りで「どうでもよい」と見られがちです。

だからこそ、くだらないマナーはすぐに排除した方が良い。

 

マナーだって、時代に合わせてアップデートしていかないと。

その第一歩は、不要なマナーを強要しないことからだと思います。