日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

仲良くする、の意味

親族間で、ちょっとした話し合いがありました。

参加者は私たち夫婦、義理の両親、義理の妹夫妻、妻の叔父夫妻、妻のいとこ、という顔ぶれ。

話し合いが目的で集うのは初めてだと思います。

話し合いの内容は、事情があって割愛。

 

各々の人間関係は特に問題なく、良好と言ってよいでしょう。

 

ところで、妻の叔父がこのように発言

「母は(つまり妻の祖母にあたる)、みんなで仲良くすることを最期まで望んでいた」

 

まあシンプルな願いですが、実際に親族間の関係を良好に保つのって結構難しいと思います。

みんな大人で、各々の事情もいろいろだから、衝突する要因はいっぱいある。

 

私たちの親族が、それでも十分に良好なのは、仲良くしすぎない、ということを心がけているからだと思います。

言葉遊びみたいですが、仲良くしすぎないのが、仲良くすることにつながるのです。

 

で、実際に仲良くするって何を指すのか。

それは、頻繁に会わないこと。

用もないのに、仲良くするという目的で会う頻度を高めても、多分うまくいきません。

 

ちょっと冷めた言い方ですけど、仲良くするというのはつまり、仲悪くなることを避ける、ということだと思います。

会わなければ、仲悪くもなりません。

 

現代であれば、必要な連絡事項はSNSを通じて可能です。

ご挨拶は盆と正月くらい。

 

逆に会うことを当たり前にすると、そのために日程調整をし、不参加のひとに対する不満が募り、となるのが目に見えています。

 

私は、良好な関係を保つための距離を、「適切な距離感」と呼んでいます。

恋人同士でも、夫婦でも兄弟でも友人でもバンドメンバーでも、適切な距離感を見極めるのが大切だと思います。

 

学校や職場では、距離感を強要されるから、人間関係の問題が解消されないのです。

ちなみに、大学では適切な距離を自分でコントロールしやすいので、大学で人間関係に悩む人は少ない。

 

もし人間関係で悩んでいて、それが距離感をコントロールできるものならば、ぜひ距離を調節(多くのケースでは近すぎるので、離す方向)することを試してみてください。