ソフトウェアのセールは、割引率がバグってますよね。
通常なら6万円近くするのに、今は1万5000円弱。
ソフトだから、安くしやすいんでしょう。
MODO BASSは、初バージョンですぐに有名になりました。
ベース音源といえば、SpectrasonicsのTrilianが有名です。
さすがに老舗メーカーだけあって、品質が良い。
ただ、難点が2つあります。
一つは、容量がでかい。
もう一つが、ソフトが重い、ということです。
容量に関しては、30GB以上あります。
大したことないじゃないか、と思うかもしれませんけど、私にとっては大きすぎます。
ソフトの重さはすごくて、DAWで再生するときに、Trilianを挿しているトラックだけがなってない、なんてこともあります。
高スペックなパソコンなら問題ないのですが、軽いに越したことはない。
その難点をクリアしたのが、MODO BASSです。
Trilianが、実際の音をサンプリングしている(だから容量がでかいのは当たり前です)のに対して、MODO BASSはフィジカル・モデリングを採用しています。
フィジカル・モデリングというのは、つまるところ人工的に音をつくっているということ、だから容量は300MB未満と、驚異的な小ささです。
フィジカル・モデリングは、容量の小ささだけでなく、ソフトの軽さも特徴です。
ソフトの重さの要因がサンプル読み込みの時間にあるとすれば、これは当たり前のことですね。
バージョン2になって色々と進化していますが、最も大きな進化は、ウッドベースがラインナップされたことでしょう。
これまで、ウッドベース以外はMODO BASS、ウッドベースだけはTrilianという人も多かったのではないでしょうか。
◆
MODO BASSに限らず、奏法がいろいろあるソフトシンセは、キースイッチという機能が採用されています。
操作したことがある人なら、これがいかに面倒かよく知っていると思います。
最近のDAWソフトは、キースイッチをMIDIで打ち込むのではなく、MIDIデータそのものにコマンドで指定することができるようになりました。
私のメインシーケンサーであるStudio Oneも「サウンドバリエーション」という名前で、同機能を実現しています。
この機能を使う場合、PreSonus純正のソフト以外は、最初に設定(アサイン)が必要ですが、最初の1回だけとはいえ、やっぱり面倒です。
しかし、世の中には素晴らしい人がいて、この設定ファイルを無償で配布してくれている人がいます。
Studio One 5の新機能「キースイッチ」とプリセットの配布|M.A.SERVANT
Studio Oneのバージョンが5で、MODO BASSのバージョンも1.5で、最新とはずれていますが、問題なく使えます。
配布だけでなく、設定方法まで親切に書いてあります。
素晴らしいですね。
MODO BASS 2のセールは、今のところ3/1までのようです。
おすすめですよ。
ちなみに、DAWソフトはやっぱりStudio Oneがおすすめです。