数日前に、同期演奏のシーケンス内セッティングと必要機材について投稿しました。
実際には、DAWを触ることになるのですが、どのDAWを使うか、という問題もあります。
マニピュレータ界隈では、マニピュレータが使うDAWといえばDigital Perfomer(以下DP)、というくらいDPが定番です。
なぜDPが定番なのか。
それは、チャンク機能があるからです。
DPの場合、おなじプロジェクトファイル内に、複数のシーケンスを作成できます。
そして、このシーケンスを縦断的にならべるチャンクという機能を使えば、
- 複数の曲で同期演奏をする場合の曲順
- 曲のシーケンスが終わったときの挙動
を比較的容易に設定、変更できます。
2に関しては、そこで再生を止めて、次のシーケンスの先頭で一時停止状態にする、もしくはそのまま次の曲を流す、といった設定もできます。
これら機能がないほかのDAWを使う場合は、一つのシーケンスに同期演奏する予定のオケトラックとそのクリックをならべるしかないのですが、これだと上記設定ができない、もしくはできるけど面倒です。
こうした理由で、マニピュレータをするのにDPは使いやすいDAWです。
しかし、実は私がメインで使っているStudio Oneも、Ver.5から同様の機能に対応しています。
Studio oneを使って同期演奏をする方法は2つあります。
一つは、同期演奏用に用意されたショーページを使う方法、もう一つはパースペクティブを使用して手動でシーケンスを切り替える方法です。
ショーページは同期演奏のために用意されたものなので、曲順変更や曲終了後の挙動、各トラック(オケ、クリック)の出力先もかんたんに設定できます。
他にもいろんな機能があるみたいですが、上記機能だけでもかなり便利です。
ただ、普段のシーケンスページの方が使い慣れている、という人もいますよね。
そういう場合は、シーケンスを複数起動して、演奏する曲を都度選ぶ、という、2めの方法を使います。
オケとクリックのみのシーケンスならば軽いので、重たくなることはありません。
シーケンスの切り替えは、画面右上のボタンをクリックしてもできますが、
control+tab
のショートカットでも可能です。
(コマンド名:次のパースペクティブ、ショートカットキーの変更も可能です)
使い方に慣れれば、ショーページの方が使いやすいと思います。
ぜひ使ってみましょう