日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

同期演奏をやってみよう

同期演奏というのは、簡単に言えば、オケと生演奏を合わせて演奏することです。

バンドメンバーだけではまかなえない楽器パートをオケでならすわけですね。

 

一昔まえまでは、CDをPAさんに渡して、同期演奏する曲になったら再生ボタンをおしてもらっていました。

 

ただその場合、オケと生演奏がずれちゃう可能性があります。

オケに合わせて演奏すればよいのですが、オケの中身的にそう簡単にいかないこともあります。

 

そういう場合は、演者の耳にイヤホンをして、そこからクリック(=メトロノーム)をならします。

もちろん、この音がお客さんに聞こえたら変なので、

  • オケ:外のスピーカー(+必要に応じてイヤホンにも)
  • クリック:イヤホン

といった感じで音がなるようにシステムを組む必要がありますね。

 

これを実現できるのは、コンピュータ+DAWソフト+オーディオインターフェースの組み合わせです。

 

こういった理由で、最近の同期演奏といえばコンピュータを使用するのが標準です。

演者自体が操作できるように、ノートパソコンをステージ上に設置することもありますね。

(マニピュレータがいる場合は、ステージ脇やPAブース近くにスタンバイします)

 

同期演奏で使用するオーディオインターフェースは、出力がステレオで最低でも2組以上あるものです。

 

出力が2組以上あるオーディオインターフェースをDAWに認識させたら、各トラックの出力先を選択できます。

 

同期演奏では、トラブル因子を可能な限り少なくしたいので、用意するトラックは

  • オケ
  • クリック

の2トラックのみです。

間違っても、ズラーッとトラックがあるシーケンスを使わないようにしましょう。

オケは、予めバウンスしたwavを読み込ませておくのです。

 

ちなみに、ソフトシンセを含むあらゆるプラグインも一つもない状態が理想です。

まあ、音質をサクッと触るために、EQくらいは挿しておいてもよいかもしれません。

 

そして、出力先を

  • オケ:メインアウト(アウトプット1-2)
  • クリック:サブアウト(アウトプット3-4)

に設定します。

 

接続は、メインアウトプットの1-2を外音で出してほしいので、PAさんが用意したDIに接続します。

一方、アウトプット3-4はイヤホンにつなぎますが、ここにはアンプがないので、ヘッドホンアンプ、もしくは小さい卓を使用し、イヤホンとオーディオインターフェースの間にかませます。

 

 

 

どちらを使うにしてもステレオで出力されますが、演者がクリックを聞くときは、できれば片耳で聞きたい。

(完全に耳がふさがるのは、演奏しにくいものです)

 

クリックだけを聞くのなら、ステレオもモノラルもあんまり関係ありませんが、クリックに加えてオケも少しだけイヤホンから返したい場合もあるでしょう。

 

オケがスレテオの場合(ステレオじゃないオケなんてないと思いますが・・・)、片耳しかつけなかったら、もう片方からなるはずの音がならずに、すこし変な聞こえ方がします。

 

そういう場合は、

 

 
こういったステレオのLRどちらの音も片耳から聞こえるイヤホンを使うと良いでしょう。
 
ちなみに、オケとクリックの音量バランスは、DAW上ではしてはいけません。
DAW上で音量を変えると、外音にも影響があるので、PAさんが困っちゃいます。
 
出力が2☓2以上あるオーディオインターフェースの場合は、それ専用のソフトが付属しているので、そのソフト上でバランスをとりましょう。
 
また、クリックの音量は、セクションによって変えたほうが良いと思います。
落ちサビなど静かなところで、イヤホンからクリック音が少しでももれたらダサいので、オケが静かめなところではクリックの音量が下がるようにオートメーションを書いておくのです。
もちろん、波形自体を圧縮しても良いです。
 
 
同期演奏は、バンドメンバーが少ない場合でも音圧を高められる唯一の方法です。
ぜひトライしてみましょう。