Git、GitHUBは主にプログラマーが活用しているツールです。
私はプログラマーじゃないし、このツールもそんなに使ったことありませんが、つまりバージョン管理ソフトです。
あるファイルをどんどん更新していって、ある時点で過去に戻したいとき、その場ですぐならばUNDO、履歴で。
もうちょい戻したいなら、バックアップからコピーしてくる、という方法があります。
しかし、この方法は時間軸が一つです。
ファイルに対して、順番に作業A、作業B、作業Cと更新を加えていった場合、Aに戻すとBの作業内容も消えますよね。
Gitを使えば、この辺が柔軟になります。
実際にSourcertreeというソフトで試しましたが、うまく機能しました。
Sourcetree | Free Git GUI for Mac and Windows
この機能をDAWに応用できたら、最高じゃないですか!
例えば、ある曲のデモを基礎部分だけ作って、アレンジで2つのバージョン作る場合、どちらかのバージョンをある程度進めて、もう片方のバージョンを作る、という作業をしたかったら、プロジェクトごと複製(名前をつけて保存)するしかありません。
さらに、片方のバージョン内でピアノ入り、ピアノなしのバージョン、つまりバージョンの入れ子のようなことをしたい場合、すべてプロジェクトを複製するしかありませんし、それらが入れ子構造になっているかどうかというのもわかりにくい。
Gitはまさしくこういうときに大活躍します。
ツリー構造を構築できるので、バージョンや履歴を柔軟に、複数の時間軸で管理できます。
現在のGitソフトは基本プログラマーのために作られているものなので、変更箇所を視覚的に確認できるプレビュー機能などはは使えませんが、それでもめちゃめちゃ便利です。
もっとも望ましいのは、DAWソフトの機能にこれを組み込むことです。
現代のDAWソフトは、成熟期に入っていると思って良い。
音楽関連のことは、想像できることならなんでもできる、といっても過言ではありません。
しかし、プロジェクト管理に関してはまだまだ改善の余地はあります。
その代表がこれ。
楽曲制作過程において、複数のバージョンを作りたいことなんて日常茶飯事です。
DPにはチャンク、Logicには代替プロジェクトという機能があります。
しかし、これらはツリー構造などにはなっていません。
Gitソフトメーカーと組んで、DAWソフト内にこの機能をつけられたら、利便性はかなり増すと思います。
ちなみに、Gitに関しては、ここで学びました。
めちゃめちゃわかりやすいです。