日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

今時の小学校の運動会

今年度、小学校に入学した娘の初運動会でした。 私たちが小学生だった頃とは違う点が結構あります。 この時期に行われることからまず違います。 昔はもっと暑い時期にやってました。あれは本当に暑かった。

それから、保護者、その他見に来る方への注意に、やたら個人情報保護のため、というワードが出てきます。 SNS時代を反映していますね。

しかし、一番驚いたのは、場所取りです。 朝6時に開門するのですが、それと同時にレジャーシートやサンシェードを持った保護者が校内になだれ込み、場所取りをするのです。 見てきたかの様にかいていますが、見てきたのです、そしてそれに混ざったのです。

同じ小学校に通う3年生の息子を持つ親御さんの知り合いにその実態を聞いていたので、半信半疑で朝6時に並びました。 すると、私が到着した6時には、すでに校門前に数百メートルの列がありました。

小学校の全校生徒数は700名前後。 私が通った小学校とさほど変わりません。 そして、運動場の広さも大差ないと思います。 しかし、私が小学校の頃はこんな場所取り合戦はありませんでした。

なぜこれほどまでの熾烈な場所取り合戦が繰り広げられるようになったのか。 それは、見に来る保護者数が増えたことと、場所取りの仕方が変わったことが原因だそうです。

父親が見に来るのは当たり前、さらに祖父、祖母も見に来ることが結構ある、というのが現状ですが、確かに私が小学校の頃は、見に来るのは母親一人、なんてのが結構ありました。

それから、見に来る保護者数増加にも関係あるのですが、場所取りの仕方がより「個室化」していったと言います。 そういえば私の頃は、住んでいる地域ごとに大きなテントがあって、その中で運動会を見たり弁当を食べたりしていました。 今日見たテントの中に、そういった類のものはありませんでした。あくまで家族ごとですね。

これが良いことなのか悪いことなのかはわかりません。 ただ、運動会の主役はあくまで子どもたちです。 より快適に保護者が運動会を楽しめるようにする、という方向の努力は、子供にとって楽しい運動会の為の努力の次に順位づけされるものです。

音楽の夏フェスは、見に来る人がお客さんなので、運動会とは違います。 花火大会も、有料ではないものの、見ている人のために行われるものです。 こういったイベントと同様に考えて運動会にのぞむような保護者にはならないように気をつけないと、と思いました。