音楽業界にいつつ、聴き放題サービスの契約を一つもしていませんでした。 厳密に言えば、Spotifyの無料版は使っていて、それで十分に満足いくものだったんですが、やっぱり有料の聴き放題サービスも使ってみたいと思います。
選んだのはApple Music。 Spotifyとかなり悩んだのですが、すでにローカルに膨大な量の音楽データがあることを考えてApple Musicをひとまず選択。
といいつつ、実際にはローカルの音楽データをどのようにアップするのか、などは使い始めないとわからないこともあります。
最初の手続きを終えたら、早速アップロードが始まりました。 なにせ膨大なので、とにかく時間がかかります。その間はひたすら待つのみ。 上記したように、ローカルデータとApple Musicにある音楽をどのように管理するのかを調べます。
しかし、そこはさすがApple、iTunesでみたらわかりました。
これはiTunes上の曲リスト画面ですが、曲のタイトルの横にある「iCloudの状況」というのがポイントです。 (この欄がない場合は、その欄あたりを右クリック→iCloudの状況にチェックを入れます) この画像を見ると、
- アップロード済み
- 購入した項目
- マッチ
という3種類の状況が存在します。
一番わかり易いのは購入済み。これはiTunesで楽曲を購入した曲です。Apple Musicを使おうが使うまいが関係なく聞けますし、クラウドにも保存されているので同一アカウントの他のデバイスでも利用できます。
アップロード済みも言葉の通りです。 ではマッチとはなにか。これは
この3条件を全て満たしている場合に、ローカルファイルとiTunes上で販売してある曲を「マッチ」させています。 ※厳密に言えば、販売してある楽曲とApple Musicのラインナップには差がありますが、まあ細かいことは気にせず・・・
じゃあアップロード済みと同じじゃないか、となりますが、曲によっては、例えばローカルにあるファイルよりも高音質なデータがiTunes上で販売されている場合は、高音質な方で統一させる、という驚きの機能も備わっています。 しかしこれは、たまにマッチングミスがあるようですね。普通の曲のはずが、なぜかライブ盤になっているなどよく聞く話です。
とはいえ、基本的にはローカルにある全てのファイルをmac、iPhone、iPadなど全てのデバイスで再生可能になるわけですし、追加でCDなどからリッピングしたものも、瞬時にアップロードやマッチの処理がおこなれます。
音楽ファンは世界中にいます。iTunesで販売してあるもの以外は、ローカルからiCloud上に本当にデータをアップロードしているわけで、それを世界中の人がやっているのだから、天文学的なデータがアップロードされ、それをAppleは管理していることになるんですが、どれほど大きなデータセンターを用意しているんでしょうね。
映画に出てくるようなこんな施設なんでしょうか。これはAppleだけでなく、保存容量無制限のGoogleや、おなじく無制限保存可能なAmazonなども、ほんとうに目が飛び出るようなデータセンターを用意しているのでしょう。なんかちょっと恐ろしくなるような時代です。
とにかくまだ使い始めて数日のApple Music、使用感などまたレポートします。