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この辺の金額になると、自分の日常とあまりにもかけ離れていて、どのくらいの金持ちかが正直わからない、といったレベルだ。
要するに、大金持ちだ。
お金持ちの生活に対するイメージと好感度
しかし、お金持ちを紹介するようなテレビ番組でよくあるもののなかに、以外に質素な生活、というものがある。
例えば、こちらもお馴染み正解のお金持ちの1人、FACEBOOKのCEO、マーク・ザッカーバーグ。
これが自宅で、前にある車が自家用車らしい。
正直な所、世界の大金持ちの自宅や車といったイメージよりずっと質素だ。
これを紹介すると、大体好感度が上がる。
逆に、特徴あるCMで有名な某◯◯クリニックの社長なんかは、いかにもお金持ちといった身なりで、若干好感度が下がるらしい。
好感度は、要するに人気なので、各々が勝手に決めて良いが、社会としてお金持ちがたくさんお金を使うのが疑問視され、質素な生活をすると褒められる、というのもいかがなものかと思う。
寄付は本当に良いことなのか
お金持ちがお金をたくさん使った場合に非難されることの一つに、それを恵まれない人に寄付してあげればよいのに、といったものがある。
しかし、いつもそれが社会の為になるだろうか。
寄付は確かに、恵まれない人を助けるのかもしれない。
しかし、恵まれない人は日本中にも世界中にもたくさんいて、その全てに個人が寄付をし続けることは、どんなお金持ちでも不可能だ。法人にだって無理だろう。
つまり、その場凌ぎにしかならない。
反面、お金たくさん使った場合、そこには基本的に、使った金額に応じた「税金」が発生し、国に支払われる。
その税金を使って、国が社会全体のボトムアップを計る。
ただしく使われることを前提にすれば、税収が上がれば上がるほど、社会自体はよくなっていく。
加えて、お金持ちも、寄付という無償のものではなく、お金を払った分のものやサービスを得ることができるので、お金持ちになりたいというモチベーションは下がりにくい。
(人のためのみにお金をつかいたい、ということだけに頼って社会主義国のようになった結果は、歴史をみるとあまり良いものではないようだ)
お金持ちが質素な生活をすると、こういったお金の動きが少なくなるということになる。
もちろん個人の自由だが、自分としてはぜひお金持ちにはどんどん贅沢をしてもらいたい。
少なくとも、メディア等は、「お金持ちなのに質素な生活=親近感が湧いてかっこ良い」といったイメージをうえつけるのはやめてもらいたい。