嫁が車をぶつけた。
自分はその時には車にはおらず、どうやら友人宅の駐車場での出来事らしい。
駐車場の柱にバックでぶつけたとのことだが、柱側にはクッション材があったし、衝撃も大したことなかったらしいので、車の凹みだけで済んだ。
おそらく時速数キロでぶつかったのだろうが、やはり車体が重いこともあり、車側の凹みは大きい。
話はそれるが、車で衝突事故をおこす場合、時速何キロからが危ないか、という質問をすると、大抵20キロとか15キロとか答える。
しかし、実は時速5キロでもかなりの衝撃だ。
よくよく考えてみれば当たり前だ。
時速5キロと言えば結構なスピードの早歩きに相当する。
早歩きで、速度を落とさず電柱に向かって衝突したら、相当痛いのは想像に難くない。
打ちどころが悪ければ病院送りだろう。
ということで、その凹みは当然車所持者の心も凹ませるのに十分なものだった。
テールランプも割れており、テールランプは車検に引っかかるので取替必須だが、バンパーに関しては、見た目を気にしなければ安全上も問題はない。
とはいうものの、やはりダサい。
車にはあまりこだわりはないが、見てすぐわかるほど凹んだ車に乗っているのは、良い気持ちはしない。
ということで、ネットでできるだけ安く修理してくれるところを探す。
テールランプは中古で、バンパーの凹みも、新品に替えるのではなく、凹みを修繕する方法をとっても、合計にすると、まあ嫌な金額になる。
どうにかならないものか、と悩んだときこそGoogleだ。
すると多くヒットしたのは、ドライヤーを使った車凹み修理。
動画で検索をしてみると、凄い数の動画がヒットする。
それぞれの動画の再生回数も多いし、コメント欄も悪いものばかりではない。
ということで、試してみる。
何と言っても、この方法は電気代しかかからないから、やってみて失うものは殆ど無い。
すると
驚くほどうまくいった。
塗装が剥がれているので、元通りとは程遠いものの、凹みに関しては結構元に近い。
塗装も下手くそながら自分でやれば、修理費はテールランプ交換代だけになる。
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自分は正直DIY的なものは得意ではない。
汗水たらして何かを作るよりも、お金をはらってそれが得意な人にやってもらい、余った時間で、それ以上にお金を稼げばよいではないか、と考えるタイプだ。
といっても、やはり自分の手で何かを作ったり治したりするのは、それはそれで楽しいものだ。
しかも、得意でない自分でも、今は手元のスマホから世界中の情報にアクセスできるので、大抵のことは調べられる。
動画をみれば、そのやりかたも分かる。
実際に、車でいえばETC車載器の取り付け、ワイパー取り付け、カーオーディオ取り付けなどは全部自分でやったが、動画をみながらすればなんてことはなかった。
とりあえず、「やってみよう」と思い、調べて、トライするのにはとても良い時代だと改めて感じた一日だった。