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オスプレイの不時着。
これは、基地問題がかつてないほど話題にあがっている今起こった事故としては、最悪のタイミングだ。
発表によると、空中で給油中に給油ホースとプロペラが接触して起こった事故、とのこと。
つまり、オスプレイ自体の欠陥ではない、という。
こういうニュースを見ての反応は様々だ。
過敏に反応する人
オスプレイ、事故というワードだけで過敏に反応し、詳細を知る前に批判的姿勢をとる人。
これは一番厄介だ。
上記したように、今回の事故は、空中給油中に起きたことなので、オスプレイの欠陥ではない。
だから、オスプレイ反対というのは筋違いで、その給油方法の方に問題がなかったかを徹底的に追求するべきだ。
つまり、オスプレイを批判してオスプレイの使用をなくしたところで、他の飛行機でも同じ方法で給油をすると同じ事故が起きるかもしれないのに、そこにフォーカスされないということになる。
しかし、この主張には重要な前提がある。
それは、発表されていることが本当のことだ、という前提。
情報はすべて疑えてしまう
政府の発表や報道機関の報道については、信頼がなくなれば何でも疑えてしまう。
現場の記者でもない限り、情報の真偽を実際に目で見て確認できる人なんて、まずいない。
それを逆手に取れば、印象操作も意外と簡単に出来てしまう、ということになってしまう。
今回の事故を例に取れば、本当はオスプレイに欠陥があって起こった事故なのに、それはまずいので空中給油による事故だ、というもっともらしい理由を用意しただけ、と疑う人が表れてしまうということだ。
陰謀論や都市伝説の類はまったく信じていないものの、なぜ信じていないのか、逆に通常のニュースは信じているのかという確固たる根拠や判断基準はない。
地球が丸いことを疑っている人はどのくらい?
あえていえば、その情報の認知度によるだろう。
地球が丸いことを目で確認した人はほとんどいないが、それを疑っている人もほとんどいない。
それだけの認知度を獲得しているからだ。
つまり身の回りの人も、マスコミもネットも同じことを伝えていたら、おそらく本当だ。
しかし、繰り返しになるが、それが絶対に正しいという根拠、逆に言えば情報発信側が嘘をついていないという絶対的保証はない。
情報はできるだけ先入観を排除して取り入れる
その情報は正しいかどうかを判断する決め手になるのは、結局受け手の情報発信者に対する信頼度だ。
ある政治家の同じ発言に対して、その政治家を信頼している人ならば「なるほど」と思うだろうし、信頼していない人は「嘘をついている」と思うだろう。
受け手の主観で真実が変わるはずもない。
できるだけ情報はフラットに仕入れたい。
今回のオスプレイ事故も、先入観たっぷりで見てしまうと、真実を読み間違えやすくなる。
気をつけて今後のニュースを見ていきたい。