音楽の世界にも他の世界と同じく「天才」と呼ばれる人がいるが、デヴィッド・ボウイもその1人と言ってよい。
この記事を読めばわかるが、音楽分野だけでなく先見性という意味でも天才だろう。
1999年のインタビューということで、国こそ違うけれどもその時期を覚えているので、ここで彼が言っていることが、当時いかに受け入れがたくなるほど斬新なことを言っているか、というのがわかる。
◆
天才は、読んで字の如くで、天性の才能。
つまり、生まれつき持った才能だ。
生まれつきの能力は自分自身にはどうしようもない。
人はちっとも平等ではない。
だから、世界中の凡人には、彼のような音楽的成功をおさめることや、先見性を身につけることはできないのかもしれない。
天才は、確率からすると、一時代にゼロになることはなく、最低でも数%は世に出てくるので、天才にしかできないことは天才に任せよう。
凡人に出来ることは何か。
それは、この記事の記者のインタビュアーから学べる。
先入観を捨て、柔軟性を身につけることだ。
上述したように、デヴィッド・ボウイの言っていることは、この当時聞くとほとんどの人が懐疑的に感じただろう。
しかし現実は、彼が言っている方に近くなった。
テクノロジーの進化は凄まじいので、少し先の事ですら予想するのは困難だ。
つまり、少し先の事ですら、「そんなことができるようになるわけない」となってしまう。
しかし、それは現在と過去にどっぷりとつかりすぎて、誰もが予想する未来しかこない、と勘違いしているだけだ。
未来は良くも悪くも、いつも予想を裏切る。
そういえば、インターネットが出始めた頃に、いくら時代が進んでもネットで買物ができるようになることはない、ということを断言した世界的に有名なジャーナリストもいた。
繰り返すが、自分自身でも信じられないくらいだ。
自分が生まれて最も進化を遂げたデバイスは電話だと思う。
幼少期の電話はダイヤル式、もちろん有線。
その時期に、約30年後には地球の裏側とほぼ無料でテレビ電話ができるようになること、手元の電話から世界中の情報にアクセスし、また世界に向けて発信することもできるようになる、と考えることは、凡人には到底ムリだ。
だから、とんでもない、と思う予想を聞いたら、そうかもしれないと前向きに捉えるようにしたい。
想像するだけなら誰にも迷惑をかけないし、何より楽しい。
将来、、、、
車は宙に浮いて渋滞なんて全く考えなくて良いのかもしれない。
退屈な業務は全てAIがこなして、「ストレスのある労働」という言葉が消えているのかもしれない。
平均寿命は500歳くらいになっているかもしれない。
住所の最初は、星の名前になっているのかもしれない。
都市伝説は疑問視しているが、信じられないくらい進化した将来の想像は大歓迎。
そういったスタンスでいることが、天才を邪魔しないことに繋がる。
まあ、天才は邪魔してもしなくても、ものともしないだろうけれど。
www.famo-seca.club
www.famo-seca.club