インターネットで検索するのが当たり前の現代では、Googleが発表する検索ランキングが最も世間の流行、話題を純度高く反映していることは間違いないでしょう。
インターネットを使っている人に限るのは確かにその通りですが、どこかがやっている流行語大賞よりは、はるかに民主的な方法で割り出されていると言えます。
(だって、あれは最終的に役員が会議で決めるんでしょう・・・?)
私は、テクノロジー好きなだけあって、その方面のワードは聞いても知らないものは殆どありません。
また、音楽業界に身を置くものとしては、とりあえず音楽系も頭には一通り入っています。
しかし、それ以外となると結構怪しい。
Googleの検索ランキングのうち、どのくらい自分自身がそれらを知っているかどうか。
これは自分がどのくらい世間についていっているかを顕しています。
逆に言えば、知らないことだらけだと、世間からおいてけぼりをくらっているということになりますね。
また、知っているだけで興味がないものが上位にあると、自分の興味がないことでも世間の人は興味があるのだな、という気づきにつながります。
上半期1位は「WBC」ですが、これなんかは自分にとっては良い例で、知ってはいるものの殆ど興味がないので、改めて自分と世間の興味の「ズレ」を感じます。
また、検索という行為は、それが流行になってうまくいっているということとイコールではありません。
例えば2位にランキングされているプレミアムフライデー、最初こそ話題になりましたが、最近はどうでしょうか。
で、おそらくですが、なぜプレミアムフライデーがうまく浸透しなかったのか、ということを調べるためにも、プレミアムフライデーというワードで検索をかけますよね。
で、上位にランキングする、ということもあるでしょう。
7位のレゴランドもそうかもしれません。
ニュースによると、予想の入場者数を下回っているとのことで、そのニュースを調べる為に検索をかける人がいるわけです。
名古屋の「レゴランド」開業から1カ月 東海以外の来場者6割、入場料の高さに不満も - SankeiBiz(サンケイビズ)
話題になっているのは確かですが、どういった話題になっているのか、ということも考えないといけませんね。
一方、忖度という言葉がランクインしたのは面白い現象を引き起こします。
多分、森友学園問題が発覚する前、忖度という言葉の意味を知っていた人はかなり少なかったのではないでしょうか。
そもそも、読み方も知らかった人もおおいはずです。
(私はギリギリ知っていました。読書は大切!)
こうやって、ひょんなことから難しい単語が有名になると、国語のテストに出題しにくくなりますね。
同じ問題でも、その時の話題を受けて難度が変わる、という現象が起きます。
なにはともあれ、Googleの検索ランキングは、いろいろな傾向を顕し、分析にも使えるので、もう少し詳しく見ていこうと思っています。