https://bunshun.jp/articles/-/12339
なかなか厳しいことが書いてありますが、筋は通っているし、納得いくところも多々あります。
私は、働くというのは人生の多くの時間を占める行為なので、しっかりと向き合う必要がある、と考えています。
サラリーマンは安定だけどストレスが溜まりがち、フリーランスはその逆、といった単純なことではないと思います。
ある仕事に対して、どんなことを感じるのか、というのは人によって千差万別です。 個人の中でも、それは時代や環境によって変化していくものでしょう。
だからこそ、社会全体は幅広い選択を与えるものでないといけない、と考えます。
サラリーマンよりもフリーランスの方がやりがいがあって良い、というのはどこまでも主観で、サラリーマンの方が安定していて良い、という意見と大差ありません。
たた、今の流行はフリーランス的な働き方なのかもしれません。 流行というのは、実際にフリーランスになる人が多い、という意味ではなく、フリーランスのほうが人生が充実する、という考え方の流行です。
多分それは、高度経済成長、バブルが弾ける前までのサラリーマン最高、という時代に対する反発的なものではないでしょうか。
当時のサラリーマンにも現代と同じくストレスはあったでしょうが、それに見合う安定と地位があったのも事実で、全体としては無難な、最高な選択がサラリーマンだった、という意味です。
不況がつづく日本で、いまだに過去の成功体験にしがみついて、やっぱりサラリーマン、なんて言っている人がいるのも事実です。
しかし、サラリーマンが昔ほどの安定や地位が約束されなくなったのならば、ここら辺でリセットして、どうやって働いていこう、と考えるのは良いことではないでしょうか。
要するに、選択できる雰囲気づくりです。
その結果選んだのがサラリーマンであってもフリーランスであっても、その選択が尊重されるような社会こそ健全な社会と言えるのではないでしょうか。