日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

マイクロ法人設立を考え始めました

私たちが国や地方自治体に支払うお金は2種類あります。

税金と社会保険料です。

 

なんで分かれているのか?

それは誰もが思う疑問ですが、それでも解消されない、それが日本です・・・org

 

さて、個人事業主のわたしにとって、税金のメインは所得税。

所得税は控除や経費を計上し節税を目指すことは比較的容易にできます。

 

一方、社会保険料はちょっと難しい。

私が支払っている社会保険料は、年金と国保。

年金は定額なので、工夫しようがありません。むしろ社会保険料控除のために付加年金やiDecoまで利用しています。

 

そして、国保。

これは所得税と同じく収入に応じて決まりますが、これが高い。

会社員が加入する健康保険は、会社が半分負担してくれるし、家族の扶養もありますが、国保にはその両方がない。

だから、稼げば稼ぐほど保険料は高くなるのに、安くする方法は所得税ほどない、という冷たい現実です。

 

そこで考えられるのがマイクロ法人です。

個人事業主として稼ぎながら、マイクロ法人を設立し、法人の方の健康保険に加入(医療保険は、健康保険か国保、どちらかしか加入できません)。

法人の方の売上を最小限に抑えれば、その売上に応じた保険料で済みます。

また、健康保険には扶養があるので、国保よりもだいぶお得になります。

 

ただ、個人事業主での職種とマイクロ法人での職種は切り分けないといけない、というルールがあります。

さて、音楽以外に何をしようか、と考えているところです・・・

住信SBIネット銀行〜私の目的別口座

住信SBIネット銀行がメインバンクです。

店舗を持たないネットバンクで、何かと使い勝手が良いんですよね。

コンビニATM入出金や他行振込みは月5回まで無料です。

また、コンビニATM入出金にはカード不要で、スマホのアプリのみで完結します。

 

そして、目的別口座。

これは、自分のアカウントの中に代表口座とはべつにバーチャルな口座を複数持てるというものです。

代表口座とは違い、目的別口座から直接の入出金や振込みはできず、代表口座との振替でのみ現金の入出金が可能になってます。

 

代表口座から定期的に一定額を振替する機能もあり、貯金にはうってつけです。

(普段は使えない口座だし、貯金としての金額がいくらなのかはひと目でわかるから)

 

月払いよりも年払いの方が割安なサービスってありますよね。

年金なんかもそうです。

この年額を12で割った金額を目的別口座に月1で自動振替すれば、月額で支払っているのと同じようなサイクルでしかも安くなる、なんていう使い方も可能です。

 

また、住民税は税金の支払い額の決定基準が所得税と違って前年の収入です。

つまり、収入が多いときに、その分の一部を住民税支払い分にとっておかないと、納税で困ることになります。

住民税は所得の10%ですが、すこし余裕をもって収入の10%を住民税割当分という目的別口座に振替しておけば安心です。

 

こういった、貯金に分類されるものが多いと思いますが、私はこれ以外に別の目的でも目的別口座を使っています。

それは、たてかえ一時金としてです。

 

知り合いのパソコンの購入をお願いされることが多々あります。

こういう場合、お金はまず自分がクレカで支払い、知り合いからは振込みなり現金なりで受取ることが多い。

 

この場合、クレカで払っているので実際の支払いは翌月か翌々月になります。

その時まで知り合いから受け取った現金を保管していないといけないんですよね。

 

このように、現金を受け取ったタイミングと支払うタイミングがずれる場合に、たてかい一時金という目的別口座にお金をおいておきます。

代表口座とは別なので、使ってしまうことはありません。

クレカの支払いに、該当の購入が含まれるときの引き落とし直前に、たてかえ一時金の目的別口座から代表口座に振替すれば、スムーズな支払いが可能です。

 

他にも、何らかの理由で自身が預かっているお金だが、手をつけてはいけないお金、なんていうものがある場合も、それ専用の目的別口座を使って管理すればわかりやすい。

 

目的別口座は、最大10口座まで作れます。

貯金として期日や目標額の設定もできます。

この機能、本当はすべての銀行に導入してほしいくらいですね。

 

いわゆる定期預金がそれにあたりますが、柔軟性が全然違います。

このあたりは、ネットバンクの強みでしょね

クレジットカードの利用制限

利便性と安全性を同時に上げるのは難しい、ということですかね。

 

知人から依頼されてmacの中古をリコレで購入しようとしたら、クレカが使えない。

普段頻繁に使っているカードだし、利用可能額を見ても全然超えていません。

カード会社に問い合わせると、過去の不正利用に似ているので制限をかけた、という回答。

 

今回は本人確認後に解除されて購入できたのですが、過去の不正利用に似ているかどうかは私自身にはどうすることもできません。

考えられる方法は、そのサイトを使わない、ということになりますが、リコレってビックカメラグループが運営しているサイトで、特に怪しいサイトでも企業でもないわけです。

 

これは不便ですよね。

 

一方、これまでにカード会社から連絡があって、不正利用を未然に防いでくれたことも数回ありました。

不正利用を個人で完全に防ぐのもこれまた無理なので、こういうサービスはありがたいですよね。

 

結局、利便性と安全性を同時に上げるのはかなり難しいのだと思います。

 

スマホのロック解除や認証で生体認証を使うのは、パスコード入力よりも便利で安全、という素晴らしい仕組みだと思いますが、クレカの不正使用に関してはこういう仕組みがまだ出来上がってないのでしょう。

 

結局、利用制限がかかった状態でカード会社への問い合わせと利用制限解除まで、すべてオンラインチャットで処理できたのは良かったのですが、セキュリティーの解除なので、本人確認のための入力項目など、それなりに面倒です。

 

これがクレカではなく他のキャッシュレスであれば、もっとスムーズかつ安全にいくものでしょうか。

 

リコレの支払いは、クレカ以外にPaypayやAmazon Payも使えるようだったので、これらのほうが良いのかもしれませんね。

キャッシュレスの時代のお金の管理〜2つの表を作ろう

キャッシュレスの時代、個人レベルのお金の管理も少し複雑になりつつありますね。

現金の入出金だけではないし、クレカ、その他のいわゆる「あと払い」分の計上の仕方が難しい。

 

こういうときに、決算書の知識があると少し便利なんですが、会計用語が出てきただけで頭がクラクラする人もいるとおもうので、もうちょっと噛み砕きます。

 

家計簿として用意するのは、最低2つ。

日にちごとのお金の入出金がわかる入出金表と、収入と支出の内訳がわかる収支内訳表です。

 

お金の入出金がわかる入出金表は、いわゆるキャッシュフローと呼ばれますね。

 

列項目として日付、内容、入金、出金、残高を書いていきます。

これは実際の入出金記録なので、例えばクレカ使用分の金額が7/10に銀行から10万円支払わるのならば、

 

7/10-クレカ支払-入金0円-出金10万円-残高○○円

※残高は、最初の残高を手入力、それ以降は計算式を作ると便利です。

 

と書きます。

クレカの使用内訳はここでは関係ありません。

paypay等の電子マネー決済であと払いにしているものも、決済時のものは記載せず、それらの支払合計金額が一括で支払われる日に記載します。

あくまでお金の流れをつかむもの。

これを書いたら、残高不足で自動引落ができなかった、なんてことがなくなります。

 

そして、もう一つが収支内訳表です。

 

これは、基本1ヶ月単位で入金(=収入)と出金(=支出)を書いていきます。

この表には、日付をかいても良いですが、特に重要ではありません。

クレカや電子マネーのあと払いとして記録しているものも、1ヶ月内で決済したものはすべて計上します。

入出金表ではお金が実際に動いたときに計上するのに対して、収支内訳表では、1ヶ月内に決済した項目ベースで書いていきます。

 

これは言わずもがなですが、主に支出バランスをみて、何にお金を使っているかを把握するために作ります。

1ヶ月単位で計上していけば、他の月と比較して使いすぎている項目、節約できた項目がわかります。

 

このブログでは何度か紹介しているマネーフォーワードME(以下マネフォ)で把握できるのは収支内訳の方です。

ただし、マネフォ使用で気をつけたいのは、重複です。

マネフォで把握したいのは、あくまで収支内訳です。

だから、クレカや電子マネーあと払いが出金されたときは計算対象に含めません。

(クレカや電子マネーあと払いは、いわゆる借金返済と同じだから、支出とは違います)

また、マネフォで自動入力、連携できないものは手作業です。現金やペイペイなどですね。

 

銀行も連携対象にできますが、銀行からの自動引落項目(家賃やローンなど)は、計算対象です。

銀行から電子マネーにチャージしたときは、支出ではなく振替入力、支出計上は電子マネーを使って決済したときです。

 

キャッシュレスが普及してきた今こそ、お金の管理はちゃんとしていきたいものですね。

スポーツや音楽とお金

スポーツ庁はあるのに、そういや音楽庁がない訳 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

 

音楽にしてもスポーツにしても、お金に対するマインドが問題を最大の要因だと思います。

 

お金のために音楽をやってるの?

 

これまで数え切れないほど質問されてきました。

飲食店で「お金のために料理作ってるの?」と質問するひとは皆無だと思いますが、音楽やスポーツではこういったことが起こるのです。

おそらく直接的な原価が発生しないからでしょうね。

 

でも、音楽を作ってその対価を得ることは全く恥ずかしいことではないし、無料でやっってくれと言われたら、堂々と断って良いのです。

 

唯一、頼んで来た人がビジネスではなく、すべての工程にお金を発生させていなかったら、無料で依頼を受けることも考えても良いかもしれません。

 

逆に言えば、ビジネスでやっている人から無料でと頼まれたら、それは完全に搾取です。

 

そういえば昔、CMの曲として自分のバンドの曲を使いたい、という話がありました。

ギャラはないけど、たくさんの人に音楽を届けられますよ、と。

 

これ、おかしな話です。

だって、CMを制作しているとことには絶対に予算が計上されているはずで、曲提供者がギャラをもらわなかったら、その分だれかのギャラが増えるだけですからね。

 

たくさんの人に見てもらえる、という理由で無料が成り立つなら、世の中にあるほとんどの仕事は無料化可能になります。

 

もちろん、ビジネスであっても無料で受ける理由が、経験とか認知度アップにつながる、といった理由以外で、自分が納得いくものであれば良いとおもいます。

 

結局、スポーツや音楽でお金を稼いでなにがおかしいのか、ということを改めて考えれば、色々と解決しますね。

 


www.youtube.com

高校生が学ぶお金のこと〜最初に考えることは?

大学になりたてくらいで、お金の知識が豊富な人ってほとんどいませんよね。

日本はお金の教育をしないので。

やっと高校からはじまりますが、学校でやることなので、どこまで実践的なのか気になるところです。

まさかお金の起源なんておしえないでしょうね・・・

 

高校生くらいの人にとって大切なのは、大きなマイナスを作らないことです。その回避策は

  • クレカは持たない
  • ローン組まない
  • QR決済はチャージで使う

これらの基本は簡単で、お金がなかったら買い物をしない、です。

クレカやローンの場合、この当然のことが成り立たないのです。

 

クレカでしか契約できないサービスを利用する場合はデビットカードです。

 

少しだけ余裕ができたり、計画性を持てれば、クレカはありですが、リボ払いは絶対NG。

 

とりあえずここまで守れば、大きなトラブルには巻き込まれないし、借金にもなりません。

 

トラブル回避だけでなく、ちゃんと家計を管理したいなら、家計簿サービスを導入、ネット銀行活用、そして投資となりますが、大きなマイナスを回避するという重要性に比べれば、後回しで大丈夫です。

 

 

お金のことは、人に相談しにくいものです。

相談する段階で収入や家計の状況を伝えざるをえないので、相談されるほうだって変な気を使います。

だから、自分で管理できるにこしたことはありません。

その第一歩が、大きなマイナスを作らない、です。

逆に、大きなマイナスさえ作らなければ、多少贅沢しても良いと思います。

税金の心理作用

フリーランスの節税というと、

  • 青色申告する
  • 経費を計上する
  • 所得控除を受ける

これらがメインになります。

 

このうち、現実的にコントロールできるのは経費です。

だから、たくさん領収書をとっておいて所得を減らし、節税するわけです。

 

これって、心理を使ったうまい仕組みだな、と思うんですよね。

どういうことかというと・・・

 

まずは大前提として、税金はできるだけ払いたくない、とします。

 

例えば、旅行に行きたいとします。

でも、普通の旅行だと事業には関係ないので、経費になるわけがありません。

確定申告時期に、経費がちょっと少ないので、後付で旅費を経費に計上するのはだめです(バレる、バレないの問題ではありません)。

 

じゃあ、どうするか、と考えたときに、仕事でいくことにできるように考えるわけです。

つまり、旅先で仕事を作るのです。

これはもちろん合法です。

そして、これは実際に事業のためになるわけです。

 

要するに、ただ税金を払うだけになるくらいなら、仕事をして収入が増える可能性を考え、同時に税金も減らした方がよい、となるのです。

 

フリーランスを続けていると、こういう思考が根付いてきます。

何かを購入しようと思うときに、どうせなら仕事で使うものを買おう、という発想になります。

 

久しぶりに会いたい友人がいたら、その友人と仕事で絡めないかを考えます。

(そうすると、会うためにかかった交通費や飲食などのコストは経費にできます)

 

こうやって、日々の行動や思考が仕事ベースになっていくのです。

 

私の発想法では、順序が重要。

お金を使った→経費にできるか考える

ではなく

経費にできるか考える→お金を使う

という順序。

 

これだと、節税もできるし仕事を増やす努力もできるわけです。

 

良く出来てると思いませんか?