キャッシュレスの時代、個人レベルのお金の管理も少し複雑になりつつありますね。
現金の入出金だけではないし、クレカ、その他のいわゆる「あと払い」分の計上の仕方が難しい。
こういうときに、決算書の知識があると少し便利なんですが、会計用語が出てきただけで頭がクラクラする人もいるとおもうので、もうちょっと噛み砕きます。
家計簿として用意するのは、最低2つ。
日にちごとのお金の入出金がわかる入出金表と、収入と支出の内訳がわかる収支内訳表です。
お金の入出金がわかる入出金表は、いわゆるキャッシュフローと呼ばれますね。
列項目として日付、内容、入金、出金、残高を書いていきます。
これは実際の入出金記録なので、例えばクレカ使用分の金額が7/10に銀行から10万円支払わるのならば、
7/10-クレカ支払-入金0円-出金10万円-残高○○円
※残高は、最初の残高を手入力、それ以降は計算式を作ると便利です。
と書きます。
クレカの使用内訳はここでは関係ありません。
paypay等の電子マネー決済であと払いにしているものも、決済時のものは記載せず、それらの支払合計金額が一括で支払われる日に記載します。
あくまでお金の流れをつかむもの。
これを書いたら、残高不足で自動引落ができなかった、なんてことがなくなります。
そして、もう一つが収支内訳表です。
これは、基本1ヶ月単位で入金(=収入)と出金(=支出)を書いていきます。
この表には、日付をかいても良いですが、特に重要ではありません。
クレカや電子マネーのあと払いとして記録しているものも、1ヶ月内で決済したものはすべて計上します。
入出金表ではお金が実際に動いたときに計上するのに対して、収支内訳表では、1ヶ月内に決済した項目ベースで書いていきます。
これは言わずもがなですが、主に支出バランスをみて、何にお金を使っているかを把握するために作ります。
1ヶ月単位で計上していけば、他の月と比較して使いすぎている項目、節約できた項目がわかります。
このブログでは何度か紹介しているマネーフォーワードME(以下マネフォ)で把握できるのは収支内訳の方です。
ただし、マネフォ使用で気をつけたいのは、重複です。
マネフォで把握したいのは、あくまで収支内訳です。
だから、クレカや電子マネーあと払いが出金されたときは計算対象に含めません。
(クレカや電子マネーあと払いは、いわゆる借金返済と同じだから、支出とは違います)
また、マネフォで自動入力、連携できないものは手作業です。現金やペイペイなどですね。
銀行も連携対象にできますが、銀行からの自動引落項目(家賃やローンなど)は、計算対象です。
銀行から電子マネーにチャージしたときは、支出ではなく振替入力、支出計上は電子マネーを使って決済したときです。
キャッシュレスが普及してきた今こそ、お金の管理はちゃんとしていきたいものですね。