スポーツ庁はあるのに、そういや音楽庁がない訳 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
音楽にしてもスポーツにしても、お金に対するマインドが問題を最大の要因だと思います。
お金のために音楽をやってるの?
これまで数え切れないほど質問されてきました。
飲食店で「お金のために料理作ってるの?」と質問するひとは皆無だと思いますが、音楽やスポーツではこういったことが起こるのです。
おそらく直接的な原価が発生しないからでしょうね。
でも、音楽を作ってその対価を得ることは全く恥ずかしいことではないし、無料でやっってくれと言われたら、堂々と断って良いのです。
唯一、頼んで来た人がビジネスではなく、すべての工程にお金を発生させていなかったら、無料で依頼を受けることも考えても良いかもしれません。
逆に言えば、ビジネスでやっている人から無料でと頼まれたら、それは完全に搾取です。
そういえば昔、CMの曲として自分のバンドの曲を使いたい、という話がありました。
ギャラはないけど、たくさんの人に音楽を届けられますよ、と。
これ、おかしな話です。
だって、CMを制作しているとことには絶対に予算が計上されているはずで、曲提供者がギャラをもらわなかったら、その分だれかのギャラが増えるだけですからね。
たくさんの人に見てもらえる、という理由で無料が成り立つなら、世の中にあるほとんどの仕事は無料化可能になります。
もちろん、ビジネスであっても無料で受ける理由が、経験とか認知度アップにつながる、といった理由以外で、自分が納得いくものであれば良いとおもいます。
結局、スポーツや音楽でお金を稼いでなにがおかしいのか、ということを改めて考えれば、色々と解決しますね。