非科学的なことを基本信じない私なので、占い全般信じていません。
占いは、いろんな事柄を対象になされるようですが、代表は星座、干支、生年月日に基づいた占い。
しかし、これらは全て結局生年月日に集約されます。
じゃあ、同じ年月日に生まれた人は全員同じ占い結果になっちゃいますが、大丈夫ですか?
産婦人科で1日に生まれる赤ちゃんの数は結構な数です。
私の妻の出産の日も、隣の分娩室で出産がありました。
つまり私たちの子と、となりのお母さんが生む子は生年月日も干支も星座も同じです。
一生まっっっっっったく同じ占いの結果になります。
そんなわけなくないですか?
もっと言えば、統計を見ると1日の出生数は日本だけで3000人弱、世界だとなんと約38万人です。
世界の38万人、みんなが同じ占い結果になるんですよ、、、そんなバカな、、、
という理由で、生年月日に基づいた占いは、言葉は悪いですがアホらしいと思っています。
しかし、私の肌感覚で申し訳ないのですが、血液型占いに関しては、日本では結構な信頼性を獲得している気がします。
- A型:几帳面
- B型:マイペース
- O型:おおらか
- AB型:二重人格
おおざっぱですが、こんな感じのことをよく言われます。
ところで、世界の国々における、血液型人口割合がこれです。
日本は肌感覚通り、Aが多く次いでO、B、ABという順です。
一方アメリカはO型が半数に迫る勢いです。アフリカでは過半数ですね。
また、インドはBがこれまた半数近い。
国によって分布はかなり違います。
さきほどの血液型のイメージをこの分布図にそのままあてはめると、
・アメリカやアフリカはおおらかな人が多い
・インドはマイペースな人が多い
となりますが、どうなんでしょう、、、なんか腑に落ちません。
また、生粋のアメリカ人の友人に血液型占いについて聞いたところ、アメリカに占いはあるものの、血液型による占いはほとんどないそうです。
アメリカ人が言っていることが正しいというわけではありませんが、少なくとも日本で信じられていることが、お国が変われば信じられていないということもあり、つまり「よくわからない」がもっとも的確な回答だと思います。
ちなみに、こういうやつありますね。
こういうのは、先に血液型を示して、内容を見せて、「わかる〜、当たってる〜」という反応を誘うのですが、順序をぜひとも逆にしてほしい。
つまり、4つの内容を先に見せて、「さあ自分がもっともあてはまるのはどれ?」とし、その答えと自分の血液型が合っているかどうか、というものにしてほしいですね。
例えばA型の人について、先にA型あるあると聞いてその内容を見ると、あてはまる部分の印象の方が強く残ります。
全く逆ならいざ知らず、そうでもないことはスルー、当てはまることには強く同意、となると、結果的に当たっている印象が勝ります。
そして内容は、上記した「全く逆」にならないことばかりにします。
結論は自分の中で出ているのに妙に深読みしすぎて誰かにそっと背中を押して貰わないと実行できない
こんなの、誰しも思いたるところがあるのではないでしょうか。
全く逆というわけではない、という人はほとんどになっちゃいます。
これは卑怯なやり方ですね。
心理学で言うところの、、、、知りませんが、なんかありそうです。
◆
医学の分野でも、血液型と性格の関係は示されていません。
一方、そこに関係がある可能性を研究している方もいるそうです。
それが解明されるまでは、軽々しく血液型で人を判断するのはやめた方がよいでしょうね。
一般人は、わからないことはわからない、と言っておけば良いのだと思います。