今日は8/9です。
長崎に原子爆弾が投下された日です。
これを書いているのが10:30くらいなので、あと30分もしたら、原爆投下時間になります。
日本は世界で唯一の被爆国です。
だからこそ、世界平和を目指すリーダーになれる唯一無二の国です。
最近は焼き場に立つ少年の写真がSNSで出回っています。
私の小学生時の修学旅行先は長崎で、原爆資料館で最初に写真を見たときのことは未だに忘れられません。
しかし、これらの写真、その他戦争を題材にした映画、小説、映像は、感傷に浸るためだけに公開されているわけでは決してありません。
本当に数十年前に、こんなことが、ここ日本で起きたんだ、ということ。
それを起こしたのは、間違いなく人間だということ。
そして、今でも紛争地域で爆弾に怯えている人、国家間の覇権争いの犠牲になっている人がいる人がいること。
こういったことを絶対に忘れないためにあります。
特に、戦争を起こすのは、私たちとさほど変わらない人間だ、ということを前提にした総括が少ないと感じます。
当時の軍の暴走が日本を破滅へと向かわせた、大衆はそんな軍に虐げられてきた、といったスタンスでの教育もあり、実際に私たちが受けてきた教育は明らかにそうでした。
しかし、世界中のどんな戦争も、そんなにシンプルには起こりません。
そこには複雑な要素が絡み合います。
個人や組織を悪者にして、それを罰し、批判することによって戦争が起こらなくなる、という考えこそ浅はか極まりません。
戦争が起こった時に、そこでどんなことがあったのか。
大衆はそれをどう受け止めめたのか。
私たちはそれをずっとずっと考え、悩み続けるのです。
それこそが唯一の平和維持の方法です。安直なシンプルな答えは無いし、不要です。
そうこう言っている間に、投下時間になりそうです。
黙祷