ベジタリアンやビーガンの人たちが、なぜ肉類を食べないのかという理由には、大きく2つあると思います。
自身の健康を考えて
生き物を殺すという行為への抵抗
前者は自由だと思います。
人間の健康なんてひとそれぞれだから、偏った食事であっても、結果健康ならよいのではないかと。
後者の意味がわからないんですよね。
生き物ってめちゃくちゃいるでしょ。
夏に腕にとまる蚊も生き物ですし、多くの人に嫌われているGも生き物。
なんならコロナウィルスだって生き物です。
生き物を殺すことがだめ、というのならば、これらもすべてNGにしないと、二枚舌になります。
自分が可哀相と思う生き物だけ、というのはあまりも主観的すぎます。
意志の有無、痛さの有無が基準という人もいます。
そういう人は、植物状態になって回復の見込みがない人をどういう目で見るのでしょうか?
反対されそうですが、私は人間も「ヒト」という動物である以上、ある程度は生存のために弱者を攻撃することは致し方ないのではないか、と思います。
ただ、ヒトには感情があり、倫理があります。
だから、動物を保護するとか、共生という概念とか生まれます。
他の動物にはそういった考えはありません。
結果的に共生になっているだけで、それを目指していろいろ試行錯誤している動物はいないでしょう。
無駄に動物を殺すことは、感情を有する動物であるヒトにとって、やってはいけないことだと考えます。
しかし一方、自分たちが地球上の生物上頂点にいる、ということも、これまた事実です。
これは考え方とかじゃなくて、事実なだけです。
私はだから、肉類を食べるときも決して残しません。
自分たちが生きていくのに必要なエネルギーを摂取するために犠牲になった生物の命だから、ちゃんと残さず食べたい。それが動物に対するリスペクトだと思います。