4月交通事故、平成以降で最少 2万805件、前年比36%減(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
こういうニュースもどんどん流してほしいです。
再読中の本がこれです。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
これに、「悪い」と「良くなっている」は両立する、ということがのっています。
まさしくその通りだと思いますね。
発生件数は悪い、でも良くなっていますね。
依然として多い事故数ですが、今から15年くらい前の数にはびっくりします。
昔は良かった、という人の意見のなかで、15年前の交通事故数に限って言えば、全く賛同できません。
飲酒運転の厳罰化が始まったのが2001年くらいです。
このグラフをみたら、その関係は否定できないと思います。
厳罰化は一定の効果を見せていると言えるでしょう。
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私たちが日々受け取る情報は、直接自分が見るもの、聞くものと、誰から教えてもらったものです。
前者は限界があります。
自分の身の回りで起きていることが、国内外で等しく発生している、というわけではありません。
そして、後者を担うのはメディアです。
マスメディアは営利企業でもあるので、より多くの人に見られやすいコンテンツを優先で報じる、というのは仕方ないことです。
また、公平、公正な報道というのにも、人が選別、判断して報道する以上は、完璧にはなりえません。
だからこそ、私は数字を重視すべきだと思うのです。
データのばらつき度を分散、標準偏差といった数字に数値化することによって様々な分析を可能にしている統計学のように、世の中が今どうなのか、どう変化しているのかは、皮膚感覚や流れてくる情報だけに耳を傾けるだけではなく、数字を見ないと間違った印象を受けます。
数字が苦手、と言う人もいますが、ここで言う数字は、難しい計算をする数字ではありません。
今日は暑いね、と言う感覚を気温に置き換える数値化と同じです。