タイトルだけを見るとSFっぽいですが、かなり最先端の話です。
というか、難しすぎて、私の理解度は20%くらいですかね、、、
ただ、興味深いのは「意識」です。
人が考えるという行為は、脳内に超微弱な電流が流れているという現象を意味しています。
電流が流れる、という現状自体は物理学で解き明かされています。
意識というのはもちろん考えるという行為の一部です。
ということは、微弱な電流を流す機械を作れば、そこに意識が生まれるはずですよね。
ただ、脳はめちゃくちゃ複雑です。
微弱な電流が流れるだけでなく、それがとんでもなく複雑じゃないと、意識は生まれないのでは?と思います。
ところが、です。
動画の中でも佐々木俊尚さんが言っていますが、深層学習において処理されているパラメーターは、脳内にあるニューロンの数を既に上回っているそうです。
数字の上での複雑さはすでに機械が実現しているのです。
これで、さらに意識を生めそうな雰囲気になってきました。
でも、まだです。
上で書いたように、ニューロンの数を上回るパラメーターと微弱な電流だけでは脳とは言えません。
動画内で指摘されているように、深層学習でパラメーターをいくら増やしたところで、それは一次方程式上のものでしかない。
脳の微弱電流は流れる法則はより高次なもので、そこまで再現しないと、意識と呼ばれるものは出てこないのでは?と言っています。
もう、むちゃくちゃ難しいですね。
でも、難しいなりにワクワクします。
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まだ読み始めですが、今この本を読んでいます。
まだ読み始めたばかりですが、この中に「意識」と「脳」はどちらが先か、という話が出てきます。
本のタイトルからして宗教的なテーマです。
一般的に、脳が意識を生んだと信じる科学者は、そのメカニズムを解き明かすのに一生を捧げています。
脳に代替する機械を作れば、意識を生めるはず、ということですね。
一方宗教家は、意識(=魂)が先にあって、脳はその箱だ、という哲学です。
さあ、どちらなんでしょうね?
SFの話でもなんでもありません。
でもSFチックになるのは、それがあまりにも難しすぎるし、現実離れしているように聞こえるからです。
でも考えてみれば、こう考えている私の意識や脳の話をしているんですよね。
なんか不思議です・・・