日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

脳と意識〜難しいけど面白い、、、そう思っているのも脳なんですよね・・・

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タイトルだけを見るとSFっぽいですが、かなり最先端の話です。

 

というか、難しすぎて、私の理解度は20%くらいですかね、、、

 

ただ、興味深いのは「意識」です。

 

人が考えるという行為は、脳内に超微弱な電流が流れているという現象を意味しています。

電流が流れる、という現状自体は物理学で解き明かされています。

 

意識というのはもちろん考えるという行為の一部です。

ということは、微弱な電流を流す機械を作れば、そこに意識が生まれるはずですよね。

 

ただ、脳はめちゃくちゃ複雑です。

微弱な電流が流れるだけでなく、それがとんでもなく複雑じゃないと、意識は生まれないのでは?と思います。

 

ところが、です。

 

動画の中でも佐々木俊尚さんが言っていますが、深層学習において処理されているパラメーターは、脳内にあるニューロンの数を既に上回っているそうです。

 

数字の上での複雑さはすでに機械が実現しているのです。

これで、さらに意識を生めそうな雰囲気になってきました。

 

でも、まだです。

上で書いたように、ニューロンの数を上回るパラメーターと微弱な電流だけでは脳とは言えません。

 

動画内で指摘されているように、深層学習でパラメーターをいくら増やしたところで、それは一次方程式上のものでしかない。

 

脳の微弱電流は流れる法則はより高次なもので、そこまで再現しないと、意識と呼ばれるものは出てこないのでは?と言っています。

 

もう、むちゃくちゃ難しいですね。

でも、難しいなりにワクワクします。

 

 

まだ読み始めですが、今この本を読んでいます。

 

教団X (集英社文芸単行本)

教団X (集英社文芸単行本)

  • 作者:中村文則
  • 発売日: 2015/08/14
  • メディア: Kindle版
 

 

まだ読み始めたばかりですが、この中に「意識」と「脳」はどちらが先か、という話が出てきます。

本のタイトルからして宗教的なテーマです。

 

一般的に、脳が意識を生んだと信じる科学者は、そのメカニズムを解き明かすのに一生を捧げています。

脳に代替する機械を作れば、意識を生めるはず、ということですね。

 

一方宗教家は、意識(=魂)が先にあって、脳はその箱だ、という哲学です。

 

さあ、どちらなんでしょうね?

 

SFの話でもなんでもありません。

でもSFチックになるのは、それがあまりにも難しすぎるし、現実離れしているように聞こえるからです。

 

でも考えてみれば、こう考えている私の意識や脳の話をしているんですよね。

なんか不思議です・・・