コードのことでいっぱいだと思うので、ここらへんで一度別のことに触れてみたいと思います。
ナチュラルサイクルです。
目次
手拍子をしながらカウントしてみよう
曲を聞くときに手拍子することありますよね。
というか、手拍子が似合う曲なのかどうかはさておき、やろうと思えばバラードでもハードロックでも童謡でも演歌でも手拍子はできます。
で、この手拍子するときに、カウントするとしたらどんな風にしますか?
1,2,3,4,5,6,7,8,9・・・
こうやってずっとカウントアップしていくのって、ちょっと変だしあんまり聞いたことないですよね。
小学校の頃に音楽の授業で先生がカウントしていたかもしれませんよ。
思い出してみましょう。
1,2,3,4,2,2,3,4,3,2,3,4・・・
こうやってカウントしてませんでしたか?
これ、よく考えてみたら不思議ですよね。
なぜ4のあとに2や3がくるのか。
これ、実は小節の番号と泊数を同時にカウントしているんです。
カウントを縦に書いて、説明文を付記してみます。
- 1:1小節目の1拍目
- 2:1小節目の2拍目
- 3:1小節目の3拍目
- 4:1小節目の4拍目
- 2:2小節目の1拍目
- 2:2小節目の2拍目
- 3:2小節目の3拍目
- 4:2小節目の4拍目
- 3:3小節目の1拍目
- 2:3小節目の2拍目
- 3:3小節目の3拍目
- 4:3小節目の4拍目
曲に合わせてカウントするときって、曲が進んでいくので、そんなに長いフレーズは言えません。
だから省略します。
どのように領略するのか。
それは大事なところを残して、繰り返しでわかるところを削るのです。
最初の1,2,3,4は、「1小節目」を省き、拍数のみをカウント。
次の2,2,3,4は・・・
- 2:2小節目の1拍目→1拍目を省略
- 2:2小節目の2拍目→上で2小節目を宣言したので、2小節目を省略
- 3:2小節目の3拍目→同様
とこういった具合です。
さあ、気づいたことがありませんか?
キーナンバーは「4」??
小節の変わり目は4拍目の次になっているでしょう。
つまり、1小節って4拍なんです。
これが俗に言う4/4(よんぶんのよんびょうし)です。
と、ここまでは学校の音楽の授業で習います。
ここからもう少し進めます。
数学で「進数」って習いませんでしたか?
日常的な数字は10進数、これはつまり9まできて次にいこうとしたら桁が上がる。
分と時間は60進数、59秒まで来たら分に単位があがる、59分まで来たら時間に単位があがります。
曲の小節を進数で言えば、5進数です。4まできたら次の小節に行くからです。
ここからがポイント。
時間の場合、59秒→59分というように、小さな単位でも大きな単位でも59まで来たら切り替わってましたね。
実は小節もそうなんです。
4拍まできたら次の小節にいくように、4小節をむかえたら、次のセクションにいきます。
ただ、ここでいうセクションというのは、Aメロとかサビとかいうセクションよりももうちょっと広い意味で使っています。
すこし長くなったので、続きは次回。
タイトルに書いてあるナチュラルサイクルは何を指すのか。
それに迫っていきます。