日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

パソコンで音楽を作ろう〜その46 ミックスの前のオーディオ化における注意点

前回は、ミックスの前にはオーディオ化したほうが良い理由を説明しました。

今回は、オーディオ化するうえでの注意点です。

 

目次

音質、音量バランス関係はすべてリセット

 

ミックス作業は、素のデータから行います。

素のデータというのは、録音したまんまの音、ということです。

 

エフェクト類は、インサート、センドリターン問わずまったくかけない。

PANは真ん中。

音量はピークを超えていない常識的な大きさ。

 

なぜ素のデータを使うのでしょうか。

それは、作業工程が細分化されているからです。

 

今のように、一つのDAWソフトでオーディオ録音、MIDI録音(打ち込み)、ミックスまでできるようになる前までは、音質、音量関係のバランスは、この工程でしか調整できなかったんです。

 

担当するのはエンジニア。

エンジニアとクリエーターは、まったく職業が違います。

まったく曲を作れないエンジニアさんはいっぱいいます。

それが仕事ではないので、別に構わないのです。

 

音楽制作は家を建てることに例えられることがあります。

音楽におけるクリエーターは、家のデサインです。

音楽におけるエンジニアは、大工さんです。

大工さんが家のデザインをできるかといえば、難しいでしょう?

 

それまでにかけているエフェクト等の意味はない?

 

だったら、これまでトラックにかけていたエフェクト類は、どうせこの工程でリセットされるので意味がないのか。

 

正直に言ってしまえば、「ほとんど」ありません。

 

ほとんどということは、少しくらいはある、ということですね。

その意味をあえて2点あげてみます。

 

ひとつは、曲を作っていく過程での自分のモチベーションを上げるため。

いろんな楽器を録音したり打ち込んだりしていくと、音が楽曲に近づいていきます。

その過程が、曲作りのモチベーションにあたえる影響は大きい。

 

自分にある程度酔えないと、曲作りってなかなかすすみません。

自分に酔うためには、エフェクトゼロでは厳しい。

言葉は悪いですが、自己満足のためにエフェクトを使うのです。

 

もう一つは、エンジニアさんにイメージを伝えるため。

 

これは、エンジニアさんとアレンジャーやエンジニアさんの関係にもよります。

場合によっては、アレンジャーさんが思い描くようなミックスをエンジニアさんに伝えたい、といったことがあります。

 

その場合、素のデータとは別にアレンジャーやクリエイターがミックスした音源を一緒に送り、そのイメージを音で伝えるのです。

 

あとがき

 

エンジニアさんがベテランで、アレンジャーやクリエイターが若手だった場合、ミックスの指示をヘタにしてしまうと、ちょっと気まずい感じにもなりかねません。

この辺は、人間関係なので、微妙なところがあります。

 

ただ、知っておいたほうが良いのは、音量や音質関係は、本来アレンジャーやクリエイターが扱うものではない、ということです。

あえて望むなら、これを踏まえた上での要望にとどめておきましょう。